こんばんは^^今日は暖かかったですね。先ほどワンコの散歩に行って来たのですが、やや薄手の上着を着ていったものの、帰るころには滝のような汗が…。気温が変わってきたので着るものには気を付けないとですね。
さて、このように暖かくなると飛び始めるのが花粉です。この先スギやヒノキなどの花粉の飛散が本格化します。今回はこの花粉によるアレルギー症状を予防するために大事となる「粘膜を強くする方法」をご紹介していこうと思います。
皆さん花粉症をお持ちですか?
花粉症の改善には皮膚粘膜の状態を良好に保つことが大事になります。その理由と対処法についてご説明します。
皮膚粘膜の強さがアレルギー予防に効果がある理由
✅アレルギー性鼻炎に関係あると思われていること
大気汚染:花粉に汚染物質が付着して取り込まれるとアレルギーがひどくなる可能性がある
食生活:オメガ6系の脂肪酸の過剰摂取や腸内環境の悪化、食物繊維の不足などが炎症をひどくさせる可能性があります
自律神経の乱れ:ストレスや睡眠不足などが自律神経を乱して免疫を乱しているという説もあります
コンクリート化:花粉が何度でも舞い上がるので花粉を吸いこむ頻度が増して花粉症を発症させます
幼少期の清潔すぎる環境:清潔な環境で過ごし感染を受ける機会が少ないと、成熟するべき免疫反応が育たない
遺伝
更に皮膚粘膜の弱りもあります。
皮膚粘膜が弱っていると、アレルゲンが粘膜内に侵入しやすくなることや、病原菌などの侵入や乾燥、炎症部位が治りにくくなるなどにより「炎症」が起きやすくなります。その炎症により、炎症の二次的影響として体中の免疫反応が活性化し、そこにアレルギー症状が存在するとアレルギー症状を促進させてしまいます。
この皮膚粘膜の強化に対して大事になるのが胃腸の機能
✅胃腸が大事な理由
皮膚粘膜の機能を維持するために必要な栄養を作り出す場所だから
自律神経の正常化を左右する場所だから
皮膚粘膜の健康に重要なビタミンの合成や免疫の正常化に大事な場所だから
順番に説明しますね。
①皮膚粘膜の機能を維持するために必要な栄養を作り出す場所だから
皮膚粘膜という場所は非常に生まれ変わりの早い場所です。なので多くの栄養素が必要不可欠。その時、胃腸の働きが健全でないとうまく栄養を皮膚粘膜に供給できません。すると、皮膚の機能が低下してしまいアレルゲンに弱い状態になります。
②自律神経の正常化を左右する場所だから
アレルギーは免疫系が過剰に働いた結果なので、副交感神経が優位で免疫力が上がればアレルギー症状が強くなるという関係性があります。胃腸の機能が低下すると副交感神経優位の状態になりやすくなるので、暴飲暴食や冷たいものや甘いものの摂りすぎて機能を低下させると、アレルギー症状が出やすくなります。
③皮膚粘膜の健康に重要なビタミンの合成や免疫の正常化に大事な場所だから
ビタミンB群の多くは、皮膚のおもな構成成分であるたんぱく質の働きに関与していて、健康でハリのある肌作りに欠かせません。 また、皮膚炎などの炎症からも守る働きがあります。この大事なビタミンB群は腸で合成されます。即ち、腸内環境がよくないと肌粘膜の状態が悪くなり、結果、アレルギー症状がひどくなるということになります。
以上のような理由によりとても大事な場所となりますので、腹八分目でバランスの良い日本食を心がける、暴飲暴食をしない、しっかり咀嚼して飲み込む、味の濃いものや甘いもの、辛すぎるもの、冷たいものなどには気を付ける、ストレスを回避していい状態を保つなどを意識して胃腸の状態を常にいい状態にキープするようにしましょう。
更に、エアコンの使い過ぎや日光浴不足などにも注意したい
肌粘膜は鍛えないと強くなりません。寒暖差のない生活や日光や風などの刺激不足、埃などへの暴露のない生活が続くと皮膚粘膜の強度は低下します。また、運動不足による体表部の血流不足なども悪影響を与えます。
なので、なるべくエアコンの温度は下げ過ぎず、上げ過ぎず、なるべく衣服で調整するようにする(もちろん、急にやらずに少しずつ+命を優先することも忘れずに)ようにしつつ、ガーデニングや農作業、運動などで刺激を増やすようにするなどして肌粘膜を鍛えてあげることを意識することが大事になります。
カーでニングや農作業、適度な運動は胃腸の働きも活発にするので、更に肌粘膜の強化に効果的です。
寝不足もしないようにしたい
睡眠は体に起きた損傷を修復するための時間。脳と身体の疲労を回復させるほか、傷ついた肌組織を修復しています。この修復に大事な役割を果たしているのが成長ホルモンです。睡眠不足があると成長ホルモンの分泌に悪影響を与えるほか、ストレスや過食といった問題を引き起こすので更に肌粘膜の状態悪化+アレルギー症状を招きます。
以上を意識した上で粘膜強化に役立つ食べ物を取り入れる
✅粘膜強化に役立つ栄養素
タンパク質
ビタミンA(カロテン)
ω3系不飽和脂肪酸
ビタミンB群
ビタミンC
亜鉛
潤いアップ+水分代謝を改善する食材
①タンパク質
タンパク質は肌粘膜の材料になる栄養素です。肉、魚、卵、豆類などを適度に摂取するようにしましょう。
②ビタミンA(カロテン)
ビタミンA及びカロテンは皮膚や粘膜の健康維持に役立つ栄養素です。にんじんや海藻類、卵、レバーなどに多く含まれています。
③ω3系不飽和脂肪酸
青魚や鮭に多く含まれているEPA・DHAには過剰な炎症を抑制する効果があることが分かっています。
④ビタミンB群
タンパク質をエネルギーに変換するのを助けるとともに、皮膚の健康維持に役立つ栄養素です。レバー、あさり、海苔、牛肉、いわし、たらこ、貝類のカキ、まぐろ、かつお、豚ヒレなどに多く含まれています。
⑤ビタミンC
ビタミンCは、肌の酸化を抑える栄養素です。また、肌の張りや保水力に関係するコラーゲンの合成にも関わっています。ピーマン、めキャベツ、ブロッコリーなどに多く含まれています。
⑥亜鉛
亜鉛はたんぱく質の合成に関わっているミネラルです。不足すると肌粘膜がうまく生まれ変わることができなくなるので適度に摂取しましょう。魚介類、肉類、藻類、野菜類、豆類に多く含まれています。
⑦潤いアップ+水分代謝を改善する食材
肌粘膜の保水力を高めるぶどう、柿、干し柿、なし、白きくらげ、氷砂糖、はちみつ、白ごま、松の実、クコの実、エリンギ、かぶ、山芋などの保水力アップ食材と、とうもろこしや緑豆もやし、きゅうり、しろうり、にがうり、あおさ、昆布、海苔、ハトムギなどの水分代謝を改善する食材を適度に摂取するようにするとアレルギー予防に効果があります。
漢方薬では基本的にその人の体にあったものが適応となります。黄耆やヨクイニン、五味子、防風、麻黄などの皮膚粘膜の強化に役立つ生薬を始め、胃腸の機能改善、全身の水分代謝改善、炎症抑制、栄養状態の改善などの作用を持つものを、その人の症状や体質に合わせて用いるようにしていきます。お悩みの方はぜひみやわき健康薬局までご相談ください。
今回は以上になります。よい週末をお過ごしください。
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