こんばんは^^今日は暑かったですね。何となくGWくらいの暖かさじゃないですか?気温が季節に合っていないので、時折、今の季節がよく分からなくなります。
さて、本日は「脳梗塞の後に漢方薬を用いる上で一番大事なこと」というお題で書き進めていきたいと思います。
漢方薬局にて連日相談を受けていると、よくご相談を受けするのが「脳梗塞になってしまいまして…」という内容です。
そして本日も脳梗塞のご相談がありました。
この脳梗塞を発症して病院にて治療を行い、無事に日常生活を送れるようになった時に、脳梗塞の後遺症や再発予防のために漢方薬をご利用いただく方が多くいらっしゃるのですが、その漢方を利用する際に「とても大事なこと」がありますので、そちらをご紹介します。
その大事なこととは「脳梗塞を再発させないこと」です
皆さん脳梗塞の再発率をご存じですか?
なんと、一度脳梗塞を起こした患者さんは再発しやすく、発症後1年で10%、5年で35%、10年で50%の人が再発するといわれています。
その理由は、脳梗塞は脳に血栓ができることが理由で引き起こされますが、血栓を作り出してしまった原因が生活習慣にあったりすると、それを治さない限りまた再発することがあるからです。
要するに、脳梗塞の原因を取り除かない限り、何度でも同じ状況が作り出されてしまうということです。
✅一般的な脳梗塞の原因
高血圧
糖尿病
脂質異常症
肥満
喫煙
多量飲酒
運動不足
✅漢方的な脳梗塞の原因
血中水分量の不足
血流障害
血液量の不足
心身の活性低下
精神的ストレス
暴飲暴食
過労
冷えや過剰な熱
これらの原因によって血液の流れが悪くなって脳梗塞が引き起こされている場合、その原因を改善しない限り、同じような状況となるので2度3度と繰り返し脳梗塞が引き起こされてしまいます。
なので、原因を改善することが大事になります。
改善に役立つこと
✅思い当たる原因を改善する
高血圧→病院で治療す+生活習慣の改善
糖尿病→病院での治療+食事を節制する
脂質異常症→脂っこいものや甘いものを制限する
肥満→適切な体重に落とす
喫煙→禁煙
多量飲酒→量を減らす
運動不足→ウォーキングなどを取り入れる
水分不足→水分やたんぱく質をしっかりとる
過労→疲れたらしっかり休む、睡眠をたっぷりとる
冷えや過剰な熱→こまめに服装や寝具を調整する
その他
長風呂はしない
毎日5種類以上の野菜(1日350g以上)、果物、魚の摂取
味の濃いものは摂りすぎない(塩分の摂りすぎに注意する)
これらを徹底しながら漢方薬にてバランスを整えていくようにします。
漢方薬での対処法
漢方薬ではその人の体質に見合った改善法を提案します。
加齢+のぼせ+イライラ→釣藤散+杞菊地黄丸+冠元顆粒
ストレス+暴飲暴食+飲酒→大柴胡湯+冠脈通塞丸
心身の疲れ+顔色が悪い+冷え→十全大補湯+桂枝茯苓丸
夏の脱水傾向+疲れ→麦味参顆粒+冠元顆粒
貧血傾向+慢性頭痛→帰脾湯+逍遥散
冷え症+血流障害→附子人参湯、桂枝加苓朮附湯
※あくまでも一例になります。
以上のように、何かしらアクションをして原因を改善しないと再発する可能性が高い疾患です。中には「特に何も原因がない」という場合もあるでしょう。その場合には、加齢や先天的な要因が考えられます。また、自分では気が付かない要因が隠れている場合もあります。なので、一度、病院の先生とは違う考え方を持つ「漢方の専門家」に相談してみてはいかがでしょうか。漢方及び中医学は何前年も研鑽を重ねてきた成熟した医学です。その医学にて体質を改善していくことによって、体全体及び血流、血管の状態を改善することができますのでぜひご利用くださいませ。相談する場所がない…という時はみやわき健康薬局まで。遠方の方はLINEにて相談をお受けしています。
ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。 TEL 0299-82-6897(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ) mail miyawaki-kenkou@amber.plala.or.jp LINEはホーム→右上の人+マーク(友達追加)→検索→@578zspjvで検索してメッセージ下さいませ
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