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「原因不明の微熱」を漢方薬で治す方法

  • みやわき健康薬局  宮脇 崇
  • 2024年11月29日
  • 読了時間: 4分

こんばんは^^朝晩は冬らしい寒さになってきましたね。明日の土曜日は最低気温が5℃と真冬の寒さとなっています。心身を冷やさないようにご注意くださいませ。



さて、本日は「原因不明の微熱を漢方薬で治す方法」についてご紹介していきたいと思います。


発熱というと風邪や水ぼうそうなどの感染症を思い浮かべる方が多いかと思いますが、他にも原因が特定されない(西洋医学にて)微熱が引き起こされることがあります。


その原因不明を中医学の知恵を借りて紐解いてまいります。




中医学では感染症以外の発熱を「内傷発熱」と呼ぶ

中医学では感染症以外の原因不明の発熱を「内傷発熱」と呼びます。

内傷発熱とは気血水のバランス悪化や内臓機能の失調によって引き起こされます。


■各々、気血水のバランス悪化を簡単に説明しますね。


気は元気や心身の活性になります。脳からの指令によって体がしっかり動く状態を気が充実している状態で正常。興奮しすぎている時は気が詰まりうまく心身が動かないのでよくない状態です。逆に脳の興奮性が低下して体への信号が乏しいと活性が低下するのでこれもよくありません。


血は血液が足りているかどうかや体全体の栄養状態、そして血液の流れの良し悪しを意味します。貧血ではなく、栄養状態が良好で、血液が隅々までしっかり流れている状態が良い状態。貧血や栄養不良、血液の流動性が悪い状態はよくありません。


水は体全体の潤いや津液の流れが良好かどうかチェックします。水分が適切にあり、しっかり循環している場合は良好。津液が足りていなかったり、多くなりすぎていたり、流れが淀んでいる場合はよくありません。


■内臓機能の失調とは胃腸の機能が悪い、ストレスによって肝機能が阻害されているなどになります。




以上を踏まえた上で発熱の原因

中医学的、原因不明の発熱の原因

  1. ストレス

  2. 血流障害

  3. 体の活性低下+胃腸の弱り

  4. エネルギー不足+貧血

  5. 水分保持力低下やホルモン系の失調


順番に説明しますね。


①ストレス

ストレスが入ると脳が興奮しますよね。すると体温調節機能を司る脳の一部も興奮するので体温が上昇することがあります。この時、サイトカインとPGE2は関与しないので、病院で血液検査をしても異常は見られず、かぜ薬や解熱薬など炎症を抑える薬を飲んでも、熱は下がらないという特徴があります。ストレスホルモンの分泌によって免役が下がり、感染症にもかかりやすくなります。


②血流障害

ストレスや運動不足、糖尿病などで血流障害が引き起こされると、体表部から熱を体外に発散するという機能が阻害されてしまうので微熱が出やすくなります。


③体の活性低下+胃腸の弱り

心身の疲れや胃腸の機能低下が続くと発熱が生じることがあります。メカニズムは分かりませんが、胃腸の機能が低下すると、飲食物の消化吸収が悪化して全身の栄養状態が悪くなります。すると脳がその不足を補おうと興奮することや、水分保持力が低下して相対的に熱量が多くなることなどが発熱の原因になっていると考えます。また免疫も低下するので、軽い感染症を起こしているケースもあります。


④エネルギー不足+貧血

③の原因と似ているのですが、栄養状態の悪化や貧血があると、脳がその不足を補おうと過敏になること(ストレス状態になること)や、体全体の潤いが低下することによって相対的に熱を抑制できなくなることが原因となって発熱します。


⑤水分保持力低下やホルモン系の失調

加齢や更年期、脱水、過度のダイエット、肝臓や腎臓の機能低下などによって体全体の水分保持力やホルモン系の機能低下があると、相対的に熱量が増えることや脳が興奮しやすくなることによって微熱が引き起こされることがあります。



それぞれに改善方法があります。

以上が単独で発生することもありますし、複数が重なって発生することもあります。

気になる方がぜひ漢方療法をお試しくださいませ。


慢性肝炎や白血病、膠原病、腎不全などによっても微熱が発生することがありますので、病院にてしっかり検査してもらうことも大事になります。



今回は以上になります。よい週末を^^






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