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みやわき健康薬局  宮脇 崇

あなたはどのタイプ?夏の頭痛は5種類!その症状と漢方薬について

こんばんは^^朝から素晴らしい天気となりましたここ鹿嶋市です。明日、明後日も気持ちのいい晴れとなるみたいですが、気温が25℃くらいまで上がるようなので暑さに注意するようにしたいですね。



さて、今回は「あなたはどのタイプ?夏の頭痛は4種類!その症状と漢方薬について」というお題でブログを書いていこうと思います。


皆さん夏になると頭痛出ませんか?

普段から頭痛がするという方、その頻度が増えませんか?


そう、夏は頭痛の季節。

暑さや台風の影響、室内外の寒暖差、冷たいものの摂取による胃腸の不具合など、頭痛を引き起こす原因がたくさんあることによって頭痛が発生しやすくなります。




夏の頭痛は5種類の原因に分かれます

実際にはもっと多いのですが、店頭にて相談を受ける夏の頭痛の原因は「5つ」に分かれます。


✅夏に多い頭痛の原因

  1. 暑さによる血管の拡張+緊張度の低下+脱水(胃腸の機能低下)

  2. 暑さによる過労

  3. 暑さや太陽光による強い刺激

  4. 冷房による冷え(自律神経の疲れ)

  5. 台風など気圧の変化による頭痛


順番に説明しますね。


①暑さによる血管の拡張+緊張度の低下+脱水

暑いと体内の熱を逃がそうと血管が拡張します。そして、暑さは心身を過労させるので、エネルギー代謝が低下して心身の緊張度も低下してしまいます。これだけでも頭痛が出ますが、そこに多汗による脱水又は胃腸の機能低下による脱水が加わると、血管が過剰に拡張してしまうので更に強い頭痛が出やすくなります。めまいやだるさ、食欲不振、足がだるい、汗が大量に漏れるなどが伴うことが多いです。のぼせやだるさを伴う頭痛が特徴です。


対策は暑さと脱水を回避すること。涼しい場所に身を置き心身を休め、更にビタミンやカフェイン+糖質を摂取するようにします。OS-1などの経口補水液を飲むのもいいでしょう。胃腸の機能が低下している場合には冷たいものを摂らずに温かい消化の良いものを心がけましょう。普段の生活においては、深酒は絶対にしないようにします。


漢方ではエネルギー代謝及び脱水傾向にある方には麦味参顆粒や清暑益気湯、胃腸の機能が低下している方には五苓散や六君子湯などが適応になります。



②暑さによる過労

暑いと人間の体は過労します。夏の午後って眠たくなりますよね。特に炎天下で作業をしている時などは昼過ぎから夕方にかけて心身の疲れを感じると思います。疲れると血管も拡張します。血管が拡張すると神経に触れて痛みが出ます。疲れやだるさ、眠気、動悸息切れ、下痢などを伴うことが多くなります。こちらも深酒は絶対にNGです。ずっとぼんやりとした頭痛が続くのが特徴です。


対策はなるべく帽子やサングラスをかける、肌を露出しないなどをして暑さから身を守ると共に、昼寝などで体を休める時間を作ることです。夜の睡眠も大事になります。また食事のバランスも気を付けるようにしましょう。


漢方薬では補中益気湯や麦味参顆粒、清暑益気湯などの心身を元気にするものが適応になります。



③暑さや太陽光による強い刺激

夏のギラギラした太陽光や暑さ、汗による不快刺激があると神経が昂り緊張性の頭痛が発生しやすくなります。イライラや不眠、炭酸飲料が欲しくなる、首や肩の凝り、食欲はあるけど食べれないなどの症状が付随します。日中やお酒を飲んだ時に多く、激しい張ったような頭痛がするのが特徴です。


対策はサングラスを日差しを遮る、汗をこまめに拭く&着替える、苦味のある食べ物(レタスやニガウリ、ビール、ノンアルコールビール、緑茶など)を口にする、冷房を使ってクールダウンするなどを行うようにしましょう。


漢方では釣藤散や加味逍遙散、柴胡加竜骨牡蠣湯などが適応になります。



④冷房による冷え(自律神経の疲れ)

冷房と暑い外とを行き来すると、体温を調節する自律神経が酷使されます。行ったり来たりするたびに体温や心拍、体液、毛穴の開け閉め、血流の調整などを行わなければならないので疲れてしまいます。冷房が寒い、外にいても寒気が続く、下痢や便秘、吐き気がする、頭皮が突っ張るように痛むなどの症状が出ます。肩こりや首凝りから頭痛に発展することが多いという特徴があります。


対策は温度差を小さくすること、寒いと思ったら上着を着るなど調整すること、軽い運動を行い汗をかくこと、規則正しい生活を送ること、ストレスから遠ざかることなどを心がけるようにしましょう。


漢方では逍遥散や安中散、呉茱萸湯、五積散などが適応になります。



⑤台風など気圧の変化による頭痛

俗にいう気象病や天気痛と呼ばれる症状です。夏になると台風やスコールが発生しやすくなり、それによって気圧が急激に変化します。その変化により、内耳や脳血流の変化、自律神経のアンバランスなどが発生してめまいや頭痛が生じやすくなります。天気の変化によって頭痛やめまい、喘息、関節痛などが出やすいという特徴があります。気圧の変化の時に出て重だるさやめまいを伴うという特徴があります。


対策としては体内の湿気や血液の流れが大事になるので、普段より冷たいものや生もの、脂っこいもの、甘いものなどの胃腸の負担となるものは摂りすぎないこと。更に適度な運動や入浴にて体を温める、ストレッチやヨガで血管を柔軟にするなどが大事になります。


漢方では苓桂朮甘湯などの水分代謝を改善する薬や桂枝茯苓丸などの血流改善薬、そして、体質改善として全身の活性を向上させる補気薬、補血薬、補腎薬などが適応になります。




以上になります。

頭痛は辛いですよね。特に最近の夏は尋常ではないほど暑くなるので、「頭痛=熱中症」と考えてしまい怖くなる…という心理的な悪影響もあります。なので、その原因を見抜いて対策するようにしましょう。

  • 飲酒

  • 喫煙

  • 暴飲暴食

  • 冷たいものの摂りすぎ

  • 寝不足

  • 過労

  • 汗のかきすぎ

  • ストレス

  • 寒暖差

  • 過度の日焼け

  • 塩分とたんぱく質の不足

  • 胃腸の機能低下&下痢

などは、夏の頭痛リスクを高めると共に熱中症にもなる確率をあげてしまうので注意するようにしてください。



それではよい週末を!






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