こんばんは^^今日も朝からちょっと雲が多かったものの、雨が降らずに夜までもってくれました。冬の曇りの日は太陽光のありがたみがよくわかりますよね。
さて、本日は「あなたは大丈夫?冬に太りやすくなる方への処方せん」というお題でブログを書いていこうと思います。
皆さん冬になると体重が増えませんか?
吹き出物や肌荒れがひどくなったりしませんか?
今回はその原因と対処法についてご紹介していきたいと思います。
冬に太りやすくなる原因は運動不足と食べ過ぎ
実は冬は夏に比べて痩せやすい季節だといわれています。
理由は体を温めなければならないため、基礎代謝が上がるからです。人間の体は一年中一定の体温に保たれています。外気温が高い夏は体は自分自身を温める必要がありませんが、寒い冬は一生懸命エネルギーを燃焼させて体温を上げなくてはなりません。なので必然的に基礎代謝が上がり痩せやすくなります。
しかし、それにも増して食べ過ぎてしまったり、運動をしない生活を送っていると、逆に太りやすくなってしまいます。
✅冬に太りやすくなる原因
食べ過ぎ
運動不足
血流の悪化
飲酒の機会が増える
順番に説明しますね。
①食べ過ぎ
冬は寒いので基礎代謝が上がるというお話しをしました。基礎代謝が上がれば、ちょっとした運動をしているのと同じなので、当然食欲も亢進します。夏に食欲がなくなるのは代謝が落ちて食事の必要性が低下するというのもあります。
冬は以上のような理由で食欲が亢進することから、つい食べ過ぎてしまう…ということが多くなります。また濃い味付けのものを好むというのもありますね。このような理由から、太りやすくなります。もちろん、適切に食べている分には太りませんが、必要以上に食べてしまうと体重が増えてしまいます。
実は、食べ過ぎてしまう理由はもう一つあります。それは「内熱がこもりやすくなる」ことと「寒冷刺激による交感神経刺激」です。冬は寒いので体表部の血流が悪くなります。すると、人によっては内臓及び脳に熱がこもりやすくなり、その結果、食欲がより旺盛になってしまうという現象が作り出されます。また、寒冷刺激は交換神経を刺激(ストレスになる)して過食を引き起こします。このように、胃に熱が入ること+脳の興奮も原因となり過食が引き起こされます。
②運動不足
冬は寒いですよね。なのでつい運動をする時間が減少します。また運動だけでなく、体を動かすこともしなくなります。外出することも減り、家の中でも極力動かなくなりますよね。
先ほど基礎代謝が上がると申し上げましたが、それは気温が低い状況での話。暖かい部屋の中で動かずにいたら、基礎代謝も上がりませんし、更に運動不足による代謝量低下により、消費されないエネルギーが溜まりやすくなってしまいます。
③血流の悪化
冬は寒いので全身の血流が悪化します。血液の流動性を低下させることで、体内の熱の放散を防いでいるというのが理由です。特に熱をたくさん放散させる体表部の血流は制限されるので、結果、血流悪化による乾燥肌なども引き起こされやすくなります。
血流が低下すると、全身にエネルギーを届ける毛細血管の血流も低下します。すると、エネルギーが全身に行き届かないということになるので、結果、エネルギーを消費できる細胞の数が減少→エネルギーが余ってしまい、太りやすくなるという状況が作り出されます。
④飲酒の機会が増える
お酒を飲んだあとは、肝臓でのアルコール分解が優先されて代謝が低下します。 その結果、代謝できなかったエネルギーは脂肪として蓄積されるので太りやすくなります。
また、アルコール度数の高いものほどカロリーは高く、日本酒1合、ウィスキーシングル2杯、ビール大1本が、それぞれご飯1杯分に当たるので、飲酒+普通にご飯を食べてしまうとカロリーオーバーになってしまいます。
冬になると太っちゃう…という方への処方せん
原因が分かっているので対処法は簡単です。太ってしまう原因を改善すればいいのです。(口で言うのは簡単なんだよね…という言わないでくださいね)
✅冬太り対策法
食事&間食の量を決める
塩分過多、脂肪過多、糖質過多に注意する
適度な運動+ストレッチ+入浴を習慣に
食事の前に温かい緑茶を飲む
飲酒の量を減らす
①食事&間食の量を決める
先ほど説明した通り、冬は食欲が旺盛になる傾向にあります。なので、食べ過ぎないように事前に食べる量を決め(食べる量は多くなりすぎないようにします)、物足りなくても決してそれ以上食べないように決めます。
間食も然りですね。食欲が旺盛なのでつい間食も豪勢になりがちです。なので事前に決めた量(こちらも少量に)を守るようにします。
②塩分過多、脂肪過多、糖質過多に注意する
冬はどうしても高カロリーなものを求めるので味が濃いものや脂っこいもの、甘いものを求めてしまいます。しかし、欲望のまま取り続けているとあっという間に肥満体になってしまいますので、味は薄味、脂質は少な目に、甘いものは少量にとどめるよう対策するようにしなければなりません。
これらを改善すると共に、海藻や緑黄色野菜などを多めに摂ることで、溜まった脂質を体外に排泄することができます。ぜひ積極的に摂るようにしてください。
③適度な運動+ストレッチ+入浴を習慣に
これらはエネルギー代謝を向上させ、更に血流を改善します。人間は決めないとやらない傾向があるので、毎日ウォーキングを行う、ストレッチの時間を設ける、入浴して体を温めるなどを習慣づけるようにしましょう。
④食事の前に温かい緑茶を飲む
緑茶にはリラックス効果と余計な熱を取り除くという働きがあります。それにより、必要以上に食べ過ぎてしまうという状況を改善することができます。また、物理的に胃に入る食べ物の量を減少させてくれるという効果もあります。
⑤飲酒の量を減らす
飲酒はカロリーが高いことや肝臓での脂質代謝を低下させるなどによって肥満を作り出す原因になりますので、こころを鬼にして飲酒量を減らすようにしなければなりません。お酒のつまみは味が濃くカロリーが高いものが多いので、輪をかけて太りやすくなりますのでそちらへの注意もお忘れなく。
漢方薬では胃や脳の熱を冷まして食欲を抑制させるもの(大柴胡湯、清営顆粒など)、脳の興奮を抑制させるもの(抑肝散加陳皮半夏、柴胡加竜骨牡蠣湯など)、血流を改善させるもの(冠元顆粒、桂枝湯など)、代謝を向上させるもの(防風通聖散、防已黄耆湯など)などがあります。気になる方はぜひみやわき健康薬局までご相談くださいませ。
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