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みやわき健康薬局  宮脇 崇

この症状があったら注意かも。「熱」が体にこもっている症状とそのリスク

こんばんは^^今日も朝から暑かったですね。最高気温は35℃。店を開ける午前9時ころには30℃を超えていました。明日以降も35℃という猛暑予想が出ていますので、暑さに気を付けるようにしなきゃですね。



さて、本日は「この症状があったら注意かも。“熱”が体にこもっている症状とそのリスク」という話題でブログを書いていこうと思います。


よく冷え性という言葉は効きますが、熱体質などは聞きませんよね?

今回はこの熱によって出る不快症状とリスク、対処法についてお話します。


熱といえばこの暑さ。

暑くなると心身が熱を帯びやすくなりますので、普段より体内に熱がこもっている方は熱症状が強く出るようになりますので、暑さが苦手…と感じます。



熱が体内にこもっている時に出る症状


✅こんな症状があったら体に熱が過剰になっている可能性大

  1. 動悸がする

  2. 喉や口が渇く・口内炎やヘルペスなどが増える

  3. 顔の皮脂が多い

  4. 呼吸が荒い

  5. 目が乾く

  6. 体臭がきつい

  7. 口臭がきつい・胸焼けがする

  8. ガスの臭いがきつい

  9. 顔が火照る

  10. 手足が火照る

  11. 睡眠の質が悪い・イライラする

  12. 耳鳴りがする

  13. 頭皮の湿疹

  14. 風邪をひきやすい

  15. 便秘・便がべとつく

  16. 出血

理由を簡単に説明していきますね。


①動悸がする

体に余計な熱があると、体はその熱を体外に排泄しなければなりません。その時、体は深部に溜まった熱を皮膚から放散して体温を下げようと血液循環を促進させようとするので心拍数を上がるので動悸がでやすくなります。


②喉や口が渇く・口内炎やヘルペスなどが増える

熱は上にあがる性質があります。なので、体の上部にある頭部に熱症状がでやすくなります。すると喉や口が渇いたり、口内炎、口角炎、ヘルペスなどができやすくなります。


③顔の皮脂が多い

皮脂は体温があがると分泌しやすくなるという性質があります。体に熱がこもり頭部の温度が上昇すると皮脂の分泌が盛んになり、顔がテカテカしたり、ニキビができたりしやすくなります。


④呼吸が荒い

熱の排泄場所の一つとして呼吸があります。なので、熱が過剰になると呼吸が早くなります。


⑤目が乾く

目という場所はめちゃくちゃ動き回っている場所なので、ただでさえ熱を持ち乾きやすくなるのですが、熱過剰だと更に熱を持ち乾くようになります。


⑥体臭がきつい

熱が過剰だと皮脂や汗が分泌されやすくなること、更に細菌なども増殖しやすくなることなどによって体臭がきつくなります。


⑦口臭がきつい・胸焼けがする

胃や口が熱過剰になると、口の粘膜が乾いて雑菌が繁殖しやすくなることや、胃熱が発生して胸焼けが出やすくなります。


⑧ガスの臭いがきつい

腸に熱が入ると悪玉菌が異常繁殖するのでガスや便の臭いがきつくなります。


⑨顔が火照る

先ほども説明しましたが、熱は上にあがる性質があります。顔は一番上にあるので、心身に過剰な熱がある場合には顔に熱が集まり火照りがでます。


⑩手足が火照る

夏になると手足が火照るという方が多いのではないでしょうか。手のひら足の裏にはAVA血管という「熱を逃がす血管」が通っています。なので熱が過剰だと手足が火照ります。


⑪睡眠の質が悪い・イライラする

頭寒足熱という言葉がある通り、脳は熱がこもっていない状態の方が正常な動きができます。また寝る時は熱が抜けた状態になることによって熟睡することができます。頭部に熱がこもっている不眠傾向になり、更にイライラしやすくなります。考えもまとまりません。


⑫耳鳴りがする

頭部に熱がこもると脳が興奮しやすくなります。すると、音を感知する部分も興奮してしまうので耳鳴りが出やすくなります。


⑬頭皮の湿疹

熱は上にあがるという性質があります。上にあがった熱が頭皮を達すると、赤みやかゆみといった不快症状を引き起こします。頭皮の痒みやストレスでも引き起こされます。


⑭風邪をひきやすい

熱が体の上部にある臓器を犯します。一番上にある臓器は肺。肺は熱や乾燥に弱く、犯され続けると風邪を引きやすくなったり、肺がんなどの病気にもかかりやすくもなります。


⑮便秘・便がべとつく

胃腸に熱がこもると、当然のことながら便の水分がこし取られやすくなりますので、便が硬くなり便秘や便のべとつきが出やすくなります。


⑯出血

熱により血液の流動性が活発になるので鼻血や不正出血、皮下出血などがでやすくなります。




熱症状を放置するリスク

放置するのは以下のリスクを生じやすくなるので注意しましょう

  • 肺の病気

  • 脳の病気

  • 目の病気

  • 耳の病気

  • 口内環境の悪化

  • 各種皮膚疾患

  • 心臓疾患

なぜこれらのリスクが生じるのかというと、熱が過剰になるということは、「熱は上にのぼる」という性質があるので、体の上部にある脳、目、鼻、耳、口、肺、心臓などの場所への負担が増すので、これらの場所の疾患が増加します。


また、熱を排泄する場所である肺(肺、上気道)や皮膚、心臓への負担もますので、これら臓器の病気リスクも高まります。(さらに腎臓への負担も増えます)




熱症状への対処法

熱症状がある方は以下を意識するしましょう

  1. 睡眠時間をたっぷり摂る

  2. 心身を休める時間を増やす

  3. 暴飲暴食はしない(特に甘いものや脂質)

  4. アルコールは控えめにする

  5. ストレスから遠ざかる

  6. 涼しい環境に身を置く

  7. 運動を日課として汗をかく習慣をつける

  8. 香辛料の摂りすぎに注意

  9. 野菜やフルーツをしっかり摂る

  10. ストレッチを日課として血管や筋肉を柔軟に

  11. 女性はタンパク質を意識して食べる

順番に説明しますね。


①睡眠時間をたっぷりとる

心身を休めれば熱を生む活動が停止するので必然的に熱が発生しにくくなります。なので、まずはしっかり寝るということを意識してください。


②心身を休める時間を増やす

こちらも睡眠と同じ理由になりますね。心身を酷使しすぎると熱が発生しやすくなるので、努めて心身を休ませるようにしましょう。


③暴飲暴食はしない(特に甘いものや脂質)

暴飲暴食をすると消化の際に熱が発生することや、過剰に飲食したものが体に停滞すると「熱」を発生させることから、暴飲暴食はなるべくしないようにしましょう。


④アルコールは控えめにする

アルコールは体に熱をもたらします。なので、なるべく控えめにするようにしましょう。


⑤ストレスから遠ざかる

ストレスは脳を興奮させます。すると、全身の代謝が活性化して熱エネルギーが発生しやすくなります。よって、なるべくストレスから遠ざかりリラックスするように努めましょう。


⑥涼しい環境に身を置く

当然のことながら暑い環境に身を置くと心身にも熱がこもります。熱をもらいすぎないよう、なるべく涼しい環境に身を置くと共に、日焼けなどにも注意するようにしましょう。


⑦運動を日課として汗をかく習慣をつける

汗は体を冷却させる手段の一つです。普段より汗をかいていないと、汗腺の機能が低下して汗をかけなくなり、結果、熱がこもりやすい身体となってしまいますので、普段より運動を行い汗をかく訓練をしておきましょう。


⑧香辛料の摂りすぎに注意

ニンニクや生姜、唐辛子、辛子、ワサビ、ミョウガ、ネギ、大葉などの薬味は全て体を温めます。ほどよく使うのは問題ありませんが、大量に使い続けると熱がこもってしまうので程々とするようにしましょう。


⑨野菜やフルーツをしっかり摂る

全てではありませんが、野菜やフルーツは体にこもった余計な熱を取り除くという効果があります。特に夏野菜や夏秋の果物(トマト、ナス、キュウリ、スイカ、メロン、梨など)は清熱効果が高いです。


⑩ストレッチを日課として血管や筋肉を柔軟に

血管や筋肉が硬いと熱が放散されにくくなってしまいます。なので、普段よりストレッチやヨガなどを行い、血管や筋肉を柔軟にさせておくようにしましょう。


⑪女性はタンパク質を意識して食べる

女性は月経で血液を失いやすく、更に血液を増やす男性ホルモンが少ないという特徴があります。血液が少ないと熱を発散出来にくくなるので、熱がこもりやすくなってしまいます。改善としては、普段より血を増やすたんぱく質をしっかり食べることを心がけることが有効です。




今回は以上になります。

冷えも病気の原因になりますが、余計な熱も同じように病気の原因になります。なので一概に「温めると健康になる」というのは間違いです。特に肺の病気になりやすくなるので、寒熱に関しては「中庸(極端な行き方をせず中正なこと)」を意識してください。また、もともと持っている体質を把握することも大事になります。


余計な熱によって生じる不快症状や病気の改善は、普段の生活習慣を意識すると同時に漢方薬にて改善することもできます。お悩みの方はぜひみやわき健康薬局までご相談くださいませ。





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