こんばんは^^朝から冷蔵庫の中にいるような寒さとなりました鹿嶋市です。明日は更に寒くなり、冷凍庫の中にいるような気温になるようなので注意するようにしましょう。今からわんこの散歩なのですが、凍ってしまわないかどうか心配です。
さて今回は「なぜ中医学理論にて漢方薬を販売している私が日本漢方を学ぶのか」というお題でブログを書いていこうと思います。
ちょっとマニアックな内容ですみません。
「お前の趣味に興味ねーよ」とか言わないでくださいね。
現代の漢方の考え方は大きく分けて2種類ある
漢方に関する考え方は大きく分けて2種類。
中医学と日本漢方の2種類があります。
★中医学とは
中国医学の歴史を踏まえて、近代に体系付けられたものとなります。「弁証論治」を重視するという特徴があり、同じ症状でも同じ漢方を飲むのではなく、患者の具体的な状況をみて、それぞれに適した漢方薬を出すようにします。
★日本漢方とは
古典「傷寒論」「金匱要略」における考え方を基本とします。中国から伝わってきた伝統医学が日本で独自に発達したものを日本漢方と呼びます。中医学と原点は同じですが、弁証論治を強調せず、基本的には古典に掲載された処方・用法に従って漢方薬を使います。
要するに両者ともに中国発祥の医学を元にしていますが、その発展方法が違うことによって、やや異なる医学となっているというのが「両者が異なる」理由です。
これを知っているのは漢方薬を販売している、処方している者だけであり、一般の方は全て同じだと思っていることと思います。
どちらが優れているか、劣っているかなどはありません。ただ、治療法に対する相性はあると思います。
私は中医学を基に漢方薬を販売しています
みやわき健康薬局では中医学の理論をもとに漢方薬を販売しています。
しかし、日本漢方も勉強している。それはなぜか?
結論から申し上げますね。
理由は、漢方医学というものが「曖昧だから」です。
実際にはきちんとした「理論・理屈」があります。しかし、一方でなぜか「治療者によってその理論や治療法が異なる」という特性があります。
漢方医学は患者さんの外見や脈、訴えによって「何が原因か」を見抜き「どの方法を用いたら効果が出るか」と考えて治療法を提案します。この時、たくさんの材料がある(例えば頭痛の原因を探る場合、ストレス、心身の疲れ、寝不足、月経周期の乱れ、水分代謝の乱れなどを訴えていたとする)ので、その中からどれを重要視して治療に役立てるかは漢方家の判断に任されます。
漢方の場合は薬のベクトルが狭く、ほぼ完璧に見抜かないと効きにくい(処方が当たっていても効かない時もある)という特徴があるので、より多くの情報を収集して原因を絞り用いる漢方薬を的中させなければなりません。この作業や考え方が人によって全く違ってきます。だから曖昧だといえるのです。
とはいえ、この曖昧さが「個々に合った薬を提供できる」理由でもあります。(漢方の強みでもあるといえる)
曖昧さを少しでも正確なものに変えていくために日本漢方や現代医学も勉強する
この考え方が正しいかどうかわかりませんが、私はこの曖昧さによって漢方が効かないという状況を少しでも改善するために様々な医学を学ぶようにしています。日本漢方を学ぶことでしか得られない知識で効果をあげたことは数えきれないほどありますし、更に現代医学による「症状が引き起こされている原因」を学ぶことで、治療効果を上げることも多々あります。
中医学も隅々まで把握できていないのに…と自分自身に突っ込みを入れることもありますが、全て同時進行で進めていくのが悪いことだとは思いません。
私は「素直さは最高の財産であり素質である」と思っています。中医学派だから日本漢方は学ばない、逆もまたしかり、そのような考えがあってもいいと思いますが、学んで知識を増やしたい!という欲が私にはありました。なので素直にそれに従ったまでです。
今回は以上になります。
何となくネタ不足(ブログで書くことが思いつかない)なので、私の頭にあることを題材にしてみました。皆さまの役に立たないことなので申し訳ない気持ちがありますが、たまには息抜きで(^_-)
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