こんばんは^^引き続き、寒い日が続いていますね。天気はいいのですが、気温が低く、特に朝晩は氷点下付近にまで下がるので身体を冷やさないように注意したいですね。
さて、今日は年明け一発目ということで頭が回っていません。なので、とっても簡単な話をさせていただきます。お題は「なぜ体を冷やすと風邪を引きやすくなるのか」になります。
皆さん体を冷やしたら風邪を引いてしまった…という経験ありませんか?
私はあります。特に学生時代は冷やすとすぐに風邪を引いていました。
その理由は体力が低下するから
人間が風邪を引かずにいられるのは免疫のお陰です。免疫が低下したら浮遊しているウイルスが体内にて増殖しやすくなりますし、自分の体に住み着いてるウイルスや細菌の増殖(帯状疱疹やヘルペス、カンジタなど)なども許してしまいます。
体を冷やすという行為は、体力を著しく低下させてしまいます。人間の体は36~37℃前後に維持されています。その状態が一番ストレスなく心身が活発に動いているのですが、冷えると更に心身の活性化が低下し、その状況が続くと心身が弱ってしまいます。
当然、心身が弱ると、体内の免疫細胞も弱ってしまうので、風邪の原因となるウイルスや細菌に負けてしまい風邪を引きやすくなるばかりか、症状が長引いたり悪化しやすくなるなどが生じやすくなります。
中国における気象データベースとインフルエンザ発生数を解析したところ、平均気温が下がるほどインフルエンザの発生が増えることが示されています。また、マウスの気道上皮細胞を用いて、ライノウイルス感染による反応が温度条件によって異なるのかどうか調べたところ、37度より33度のほうが免疫応答が弱いという結果も出ています。
もちろん、「免疫を低下させる」要因は他にも
先ほど冷えは体力を低下させ、その結果、免疫を低下させるので風邪を引きやすくなるというご説明をしましたが、体力を低下→免疫を低下させることは他にもたくさんあります。
✅体力の低下→免疫を低下させること
過労
寝不足
ストレス
過度の運動
過度の発汗
過度の性行為
過度の飲酒
胃腸の不具合
バランスの悪い食事
無駄なサプリや薬の服用
運動不足
各種病気、内臓の機能低下
これらも体力を低下させてしまうので、結果的に免疫の活性も低下させてしまい、風邪への抵抗力を弱めてしまいます。なので、風邪を予防するためには心身を冷やさないことも大事になりますが、上にあげた過労や寝不足なども併せてみていく必要があります。
漢方による体力向上、免疫活性は効果があるの?
漢方薬にも免疫を活性させるとされるものがありますが、基本的には心身のバランスを整えることによって免疫の活性を促すという方法を用います。
要するに、元気が足りない場合には元気を足す、エネルギーが不足している場合には足してあげる、神経の昂りがある場合には抑制させる、水分不足があるなら補う、胃腸が弱っている場合には胃腸を元気にさせるなどを行い、その人のバランスの悪いところを是正してあげるようにします。
そうすることによって健康状態が良好になり、結果、免疫も活性化するようになります。漢方では「元気がしっかりあるうちは病気にならない」という考え方があります。心身の元気を壊してしまうバランスの悪化を改善するのが漢方の役目です。
よく、葛根湯を予防に飲むと風邪を引かない、補中益気湯を飲むと風邪を引きにくくなるなどの話が独り歩きしていますが、全くそのようなことはなく、場合によっては心身のバランスを崩して余計に風邪を引きやすくなるだけではなく、病気に発展することもあるので注意するようにしましょう。その人に合った漢方薬を用いてバランスを整えることが基本です。
今回は以上になります。
明日から三連休という人もいるのかな?ゆっくりお休みください。
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