こんばんは^^朝からとってもいいお天気となりましたね。昼休みに少しだけ草抜きをやったのですが、とってものんびりして気持ちが落ち着きました。天気&自然に触れるっていいですね。
さて、本日は「ストレス疾患の改善には肝臓を意識することが大事になる」という内容でお知らせしていこうと思います。
皆さんこころの状態はいかがですか?
当店には連日のようにストレスによって心のバランスを崩した方の新規ご相談があります。悩まされている方が本当に多い、というのを肌で実感しています。
そんなストレス疾患の改善において大事になるのか肝臓
肝臓がなぜ大事になるのか箇条書きでご説明しますね。
✅精神のバランス維持に肝臓が大事になる理由
栄養素代謝、合成を行う臓器だから
毒素の分解を行う臓器だから
ストレス対抗ホルモンの材料を作る場所だから
免疫の活性に関わっているから
順番に説明しますね。
①栄養素代謝、合成を行う臓器だから
肝臓という場所は胆汁を作り出して脂質の分解を助けるという働きと、小腸から吸収された栄養素を体に使えるものに変換するという働きがあります。また、体に必要な栄養素を蓄え、足りなくなった場合に放出して補うという働きがあります。
なので、機能が低下してしまうと全身のエネルギーや体の材料になる栄養素が不足します。不足すると、そのエネルギーを補うために、脳が興奮して皮下に蓄えられている脂質や筋肉を分解して補填しようとします。この時、過度に興奮することがあるので精神が不安定になります。また、慢性的なエネルギー不足となるので心身の調子が安定しません(エネルギー不足により心身がだるく感じることが多くなり、それによってこころの方も安定しません)。
②毒素の分解を行う臓器だから
肝臓では役割を終えたたんぱく質を分解して尿として排泄するという働きがあります。その時にアンモニアという毒性物質が発生するのですが、肝臓が弱っているとこのアンモニアの分解が滞り、体の中に増えてしまうことがあります。増えたアンモニアは脳を傷害して機能をアンバランスにさせます。
また、腸内細菌がつくる内毒素(エンドトキシン)を処理したり、薬物や毒物(アルコール、喫煙などで入ってくる毒素)を酵素の作用で無毒化します。肝機能が低下すると分解がうまくいかなくなるので内臓及び神経を傷害して心身のバランスを乱します。
③ストレス対抗ホルモンの材料を作る場所だから
ストレスに対抗するホルモンとしてコルチゾールというホルモンがあります。このホルモンが出なくなると、ストレス状態に耐えられなくなり、命の危険さえでてきます。この大事なホルモンの合成に必要な栄養素を作っているのが肝臓です。
また、脳内神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンなどの材料も肝臓で作られています。不足すると先ほど同様に、ストレス耐性が低下します。
④免疫の活性に関わっているから
肝臓には免疫をコントロールする細胞が指令役として存在しているので、肝臓が弱ると免疫が低下して風邪などの感染症を始め、様々な病気に感染しやすくなります。免疫と自律神経は密接な関係性があり、どちらかがバランスを崩すともう一方に影響が及びます。
以上のような理由にて、こころの病気には肝臓を意識することが大事になります。
肝臓はストレスによって機能が低下する
✅一般的に言われている肝機能低下の原因
肝炎ウイルス感染
脂肪肝
過度の飲酒
喫煙
薬の影響
暴飲暴食
過労
栄養バランスの偏り
更に、ストレスによっても低下します。
✅ストレスによって肝臓の機能が低下する理由
ストレスがあると脳が興奮しやすくなります。四六時中心臓がドキドキいったり、寝て体を休めるべき時に眠れずに悶々として疲れが抜けなくなったりなど、心身を酷使している状態となります。その状態が続くと、肝臓は常に糖などを代謝して血液中に放出しなければならなくなるので疲労困憊となってしまいます。
肝臓は体の中で一番エネルギーの消費が激しい場所。なんと全体の27%ものエネルギーを代謝する大食漢な臓器。ストレスによって脳や筋肉でのエネルギー消費が活発になると、更にエネルギー代謝が増えてフル稼働状態となり、やがて耐えられなくなり機能が低下してしまいます(機能低下は肝細胞が壊れる訳ではないので、血液検査にて肝臓の数値に異常となって出てきません)。
更に、ストレスは全身の血流を悪化させて肝臓への血液の流通を悪化させます。それによって肝臓への栄養や酸素の供給が滞ります。また、活性酸素の発生も多くなりますので、それによって肝細胞が傷つきます。これらによっても肝機能は低下します。
✅肝臓の機能を低下させないためには
毒を体に入れない
暴飲暴食はしない
食事はバランスよく
眠りの時間を一番大事にする
ストレスから遠ざかる
順番に説明しますね。
①毒を体に入れない
タバコ、アルコール、添加物過多な食べ物、必要のない薬やサプリメントなどはすべて毒になります。体内に入ると毒と認定されるので、肝臓にて代謝されて体外に排泄されます。なので、摂り過ぎないように注意しましょう。肝臓疲労の原因になります。
②暴飲暴食はしない
食べ過ぎ、飲みすぎがあると、それを代謝する場所に負担がかかります。エネルギーを多く摂り過ぎると、代謝されないものが肝臓に溜まり脂肪肝やNASHなどの病気の原因になります。肝臓の疲労にもつながります。
③食事はバランスよく
各種栄養素は肝臓の材料になります。肝臓という臓器は日々細胞を入れ替えています。その入れ替えスピードがとても速く、大食漢なので多くの栄養素を必要とします。そのため、バランスより食事を適度に行う必要があります。(※食べ過ぎは逆効果になるので注意)
④眠りの時間を一番大事にする
夜更かしすると脳を働かせるために血糖値をある程度高くしておかないといけなくなります。その血糖値を調整しているのが肝臓の仕事。寝てくれないと肝臓は休むことができません。眠っている間に肝細胞も修復されています。
⑤ストレスから遠ざかる
先ほど説明した通り、ストレスがあると肝機能が低下します。
肝臓の状態を元に戻すには
肝臓は再生力の高い臓器なので、別段何かを意識する必要性はありません。先ほど挙げた肝臓の機能を低下させないようなことを意識していれば大丈夫です。
とはいえ、加齢やストレス、病気などによって元に戻りにくいこともあります。そのような時は漢方療法が有効です。
柴胡・芍薬・田七人参・霊芝・チャーガ・カワラタケ・鳥梅・艾葉・人参などの生薬や、その他、体質に応じて補益薬、滋陰薬、血流改善薬、清熱薬、利胆薬など様々な薬を用います。
お悩みの方はぜひみやわき健康薬局までご相談くださいませ。
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