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みやわき健康薬局  宮脇 崇

不安やイライラなどの心の不調は性ホルモンの減少が原因で引き起こされる

こんばんは^^今日も秋らしくさわやかな一日となりましたここ鹿嶋地方です。しかし、今後は台風の影響で大荒れになるという予報が出ていますで注意が必要です。




さて、「不安やイライラなどの心の不調は性ホルモンの減少が原因で引き起こされる」ということですが、このコロナ禍でメンタル疾患でご来店なさる方が非常に多くなっています。今日はそのメンタル疾患の原因として大きなウエイトを占める性ホルモンについてご説明します。



女性にメンタル疾患が多い理由


うつ病だけで見ると「女性の罹患率は男性の2倍」という数字が出ています。その他のメンタル疾患でもほぼ同じような結果が出ています。いったいなぜこのような違いがあるのでしょうか?


その原因の大きな要素となっているのが「女性ホルモン」。

女性ホルモンは周期によって変動して分泌されます。排卵日前に分泌が多くなるのがエストロゲン、それ以降~月経まではプロゲステロンが分泌されます。また、女性には閉経があり、一気に性ホルモンの分泌が減少します。


女性ホルモンのうち、エストロゲンは精神を安定させるセロトニンの分泌に関与し、プロゲステロンは不安や興奮を緩和させるギャバの分泌を促すという働きがあります。


双方とも潤沢に分泌されていれば問題ないのですが、ストレスやダイエットなどでホルモン系が乱れると、途端に精神を安定させる性ホルモンの分泌が不安定になるので精神状態が悪化します。また、更年期ではどちらのエストロゲンが急に減少した状態が続くので精神的に不安定な状態が続きます。


更に、女性は造血作用のある男性ホルモンが少ないことと、月経によって血液を失うことが多いことから、貧血になりやすいという身体的特徴があります。血液は全身に栄養や酸素を運ぶという働きを担っているので、不足すると全身の健康状態が不安定となり、結果、精神状態も悪化しやすくなるということもメンタル疾患が多い原因になります。






男性も実はヤバい

メンタル疾患は女性の方がかかりやすいからと言って男性も油断できません。なぜかというと、男性も性ホルモンの減少によって精神疾患を招きやすくなるという傾向があるからです。


マオメディカルクリニックのコラムを読むと、男性ホルモンの一種であるテストステロンが減少すると

  • やる気や集中力、記憶力の低下

  • 不安感による不眠、寝付きの悪さ

  • イライラする、気分が落ち込む

  • 急に不安になる

などの症状が出やすくなると書かれています。


実際にうつ病を患っている方のテストステロン値は正常な人に比べて少ないという医療データもあります。


性ホルモンが低下する原因はいろいろありますが、多いのが

  • ストレス

  • 過労

  • 老化(男性更年期)

  • 喫煙や過度の飲酒

  • 各種慢性病

になります。特に多いのがストレスですね。ストレスは一日中マラソンをしているのと同じ状態になるので、体中のエネルギーの枯渇や全身の機能低下をを引き起こします。それにより、当然の如く性機能も低下します。また、ストレスは活性酸素も大量に発生させます。活性酸素は精子を傷害させるので性ホルモン低下につながります。


過労もストレスと同様に心身を弱らせるのでストレス状態と同じ状況が作り出されます。


老化は男性更年期ですね。男性には女性のように閉経はありませんが、50歳~60歳くらいを境に性ホルモンの値が急激に低下します。この低下によって精神状態が悪化してうつ病などを発症する方が多くなります。




以上、男女の性ホルモンの低下に漢方薬が活躍してた


ホルモン補充療法は病院などでも行っていますが、ちょっと怖くないですか?


エストロゲンとプロゲステロンの補充療法(HRT)は血栓症や高血圧、糖尿病などのリスクを増大させるというデータがありますし、テストステロン(男性ホルモン)補充療法は前立腺がんや前立腺肥大症、睡眠時無呼吸症候群、心不全、多血症(血栓症の原因なることがある)などのリスクを高めることが明らかとなっています。


要するに副作用があるということです。


そこで活躍するのが漢方薬です。漢方薬には「補腎薬」といって性ホルモンを穏やかに補う作用のある漢方薬があります。


杞菊地黄丸や八味地黄丸、その他、鹿茸や海馬などの動物薬が配合されているもののあります。これら補腎薬には細胞分裂を活発にするという働きがあるので、性ホルモンはもちろん、造血作用や神経伝達物質を増やす作用、肝細胞を増やす、カルシウム・コラーゲンの合成を高めるなどの作用があります。


これら作用が総合的に作用してメンタル疾患の改善に役立つと考えます。


事実、当店では長年、メンタル疾患に対して補腎薬をおすすめしており効果を上げています。お客様によっては3年苦しんだうつ病が2か月でよくなってしまった(漢方薬の服用は続けています)という方もいらっしゃいます。


もちろん、当店だけではなく、漢方薬メーカーのクラシエやイスクラなどからも補腎によるメンタル疾患の改善報告が続々と寄せられています。


このようなことを書くと「宣伝のため」と捉えられてしまいますが、私は嘘と誇大広告は大嫌いなので絶対にそれはありません(私の性格を知っている方は分かると思いますが)。


その他、性ホルモンの補充だけではなく、生活習慣の見直しや認知行動療法、カウンセリング、運動療法なども併せて行うようにすると効果的です。また、全ての方が性ホルモンの補充で改善するということではありません。


最後に、漢方薬にも副作用はあります。特に鹿茸や海馬などの動物薬は作用が強いので、体の様子を見ながら適宜調整するというテクニックが必要となります。



今回は以上になります。メンタル疾患でお悩みの方はぜひ漢方療法をお試しくださいませ。




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