こんばんは^^今日は何となく晴れてくれましたが明日は大雨の予報が出ていますね。梅雨なのでしょうがないですが、雨が多いとちょっとだけ気分が沈みますよね。
さて、今回は「人と違った更年期の症状、気分が晴れない・疲れやすいの原因」という内容でブログを書いていこうと思います。
更年期障害というと代表的な症状なのが
ホットフラッシュ
のぼせ
動悸
イライラ&過食
不眠
などになります。いわゆる「脳の興奮」によって引き起こされる症状です。
毎月、分泌されるはずの女性ホルモンが突如として停止されるので、分泌の指令を送っている脳が混乱→興奮してしまい、過度のストレスを受けている時と同じような症状が出ます。
この場合は加味逍遙散や黄連阿膠湯、柴胡加竜骨牡蠣湯などの脳の興奮を抑えるものに、杞菊地黄丸などの女性ホルモンの材料になるものをプラスするというのが定番の漢方療法となります。
しかし!中には違う症状で悩む方もいらっしゃいます。
更年期を迎えてから急に気分が塞ぎがちになってきた・疲れやすい
先ほど説明した典型的な更年期の症状はないものの
急に疲れやすくなった
今まで楽しかったことが楽しくなくなった
肌荒れや関節の痛みなどが出やすくなった
性的欲求が全くなくなった
目や耳の衰えが顕著になってきた
足腰に力が入らない
頭の回転や記憶力の衰えを感じる
など、まるでうつ病になってしまったかのような症状や、玉手箱を開けてしまい急に老人にでもなってしまったかのような老化症状を訴える方もいます。
いったいなぜこのような症状が出るのでしょうか。
その理由としてあるのが「女性ホルモンの心身栄養作用」です。
更年期を過ぎると女性ホルモンの分泌が極端に低下します。そうなると、女性ホルモンの恩恵を受けられなくなります。
女性ホルモンには赤ちゃんを宿すという働きがあります。赤ちゃんを宿すために分泌されて、卵胞の成長や排卵、子宮内膜の充実、乳腺の発達などが行われています。
その赤ちゃんを宿すために分泌されている女性ホルモンには、「心身の健康を維持する」という役割もあります。
骨を強くする
血管の状態を健全な状態に保つ
全身の接着剤となっているコラーゲンの合成を高める
脳の機能を維持する
血液中の脂質の割合を調整する
髪や爪、関節の健康を維持する
自律神経の働きを安定させる
水分や栄養素を体に維持する
食欲を旺盛にする
生活習慣病の発症予防
これら効果が一気になくなってしまうので、当然、先ほど挙げたようなうつ症状や老化現象が出やすくなります。
どのような対策が有効なのか?
この場合には心身の働きが低下しているのが不快症状の原因なので、少しずつ運動や楽しいと思えることに費やす時間を増やすなどして、心身の活性を高めるということをしていくようにします。
この時、無理に運動や外出ばかりしていると、余計に心身を疲弊させ症状を悪化させてしまうことがあるので、「疲れたら休む」ということを必ず行うようにしなければなりません。
その他、食事や飲み物など口から摂取するものも大事になります。なるべく旬の食材をバランスを重視して食べるようにします。たんぱく質(肉・魚・卵・乳製品・豆類)、野菜、果物、キノコ類、海藻類、そしてご飯などの糖質をバランスよく食べるようにしましょう。
睡眠時間もたっぷり7時間以上とることを心がけます。
そうした上で、自分の努力だけではどうしようもない…という時には「漢方薬」を上手に利用するようにします。
神経刺激を行い脳と体の活性を促す人参や黄耆などの補気薬(補中益気湯や人参養栄湯、帰脾湯など)
体を栄養して全身の健康状態を向上させる地黄や当帰、山薬などの補血、滋陰薬(杞菊地黄丸、八味地黄丸、婦宝当帰膠など)
女性ホルモンの代わりをしてくれる阿膠や当帰、山薬などの滋養薬(婦宝当帰膠、杞菊地黄丸など)
桂枝や当帰などの体を温めて体力の消耗を防止してくれる補陽薬(婦宝当帰膠、八味地黄丸、温経湯など)
※実際の服用される際には専門家に相談してください。
これらの漢方薬が症状緩和に役立ちます。
※この時、プラセンタや鹿茸、ゴウカイ、各種イソフラボン製剤などは、女性ホルモンを増やす働きが強力な各種生薬は、筋腫や腫瘍などの原因になることがあるので使用期間を定めるなど、慎重に使用するようにしてください。
お悩みの方はぜひみやわきまでお気軽にご相談くださいませ。
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