こんばんは^^今日も雲は多かったですが晴れてくれました。暑くもなく寒くもなく本当に過ごしやすいですね。
さて、本日は「冬になるとなぜ風邪が流行るの?」というお題で書き進めていこうと思います。
現在、欧米やロシアでは新型コロナが大流行しています。 一時(夏の間)は終息に向かうかな?というほど少なくなっていたものの、はやり予定通り、冬になるにつれて感染が拡大してきました。
冬に風邪が流行る理由
日本ではまだ新型コロナの感染爆発は起きていませんが、通常、インフルなども含め、風邪は冬に感染が拡大します。
✅その理由としてあるのが
湿度の低下
気温の低下
寒さによる体力の低下
になります。順番に説明します。
1、湿度の低下
冬になると湿度が低下します。更に絶対湿度(絶対湿度は空気中に含まれる【水蒸気の自体の量】)も低いので空気中の水分量が少ない状態となります。そうなると、咳やくしゃみによって空気中に放たれたウイルスや細菌が「空気中の水分と結合して重くなりにくい」状態となるので、空気中を浮遊する時間が長くなります。結果、より多くの人が感染しやすい状況が作り出されてしまいます。
未だに「空気感染はあるのかないのか」という議論がなされていますが、咳やくしゃみの際に発生するしぶき粒が小さければ、空気中を浮遊するということになるので、少なからず「空気感染はある」と考えるのが当然といえます。ちなみにインフルエンザは空気感染するとされています。
また、気温が低下するとウイルスが死滅するまでの時間が大幅に伸びるというデータもあります。
2、気温の低下
気温が低下すると、先ほど挙げた絶対湿度が下がります。同じ湿度でも、気温が下がると空気中の水分量は少なくなります。よって、感染しやすいということになります。
また、気温が下がると人間の体は体温を逃がさまいと体表部の皮膚を収縮させます。当然、鼻や喉などの粘膜への血流も滞りがちになります。その結果、免疫が作用しにくい&体温が低いのでウイルスや細菌が死ににくいという状況が作り出されるので、結果、風邪にかかりやすくなります。
3、寒さによる体力の低下
寒いとその分体はエネルギーを燃焼させて体温を上げなくてはなりません。当然、体温を上げるという行為は体力を使いますので「疲れ」に繋がります。疲れる→免疫細胞も疲れるということになるので風邪を引きやすくなります。ウイルス感染もですが、体力が低下すると自分の体に生息している「細菌」が増殖して風邪を引くというケースが多くなります。
更に「感染者が多くなる」という状況が拍車をかける
これはウイルスに関してですが、ウイルス性の風邪はウイルスがいなければ感染することはありません。いくら体が冷えて弱っていようが、感染源となるウイルスがいない状況では絶対に誰も風邪はひきません。
しかし、周囲にウイルス性の風邪を引いている人が多ければ、感染する人が増加します。
冬はウイルス性の風邪を引いている人が多いので、当然、そのウイルスが他の人に移ってしまうので風邪を引く人が多くなります。
ウイルスとは相対的なのが細菌です。こちらは口の中などに普通に生息しているので、誰も風邪を引いていない状況でも感染者が出ます。
周囲の人に全くうつらない風邪を引いている人は、細菌感染の可能性が高いといえます。(必ずしもということではありません)
冬の風邪対策法
先ほど挙げたように原因(湿度の低下、気温の低下、冷えによる体力の低下)が分かっているので、その原因に対して対策を施すようにします。
✅湿度の低下に関しては
マスクをする(飛沫感染や空気感染の予防)
ソーシャルディスタンス(感染者から離れる)
換気の徹底(浮遊しているウイルスを外に出す)
手洗いの徹底(その辺に付着しているウイルスを触る→洗い流す)
こまめなうがい(粘膜に付着したウイルスを洗い流す)
加湿(ウイルスが浮遊する時間を短くする)
✅気温の低下に関しては
マスクをする(気道、粘膜の温度を上げてウイルスを死滅させる)
防寒する(体表部の血流を促す)
1日1回入浴で体を温める(免疫の活性・ヒートショックプロテイン)
✅冷えによる体力低下には
防寒する(冷やすと体力が低下する)
バランスのいい食事をしっかりとる(体力は食で補われる)
太陽光を浴びる(太陽光は元気をアップする。ビタミンDの合成)
規則正しい生活習慣
ストレスから遠ざかる
身体を適度に鍛える
粘膜ビタミンACEやカルシウム代謝を活発にするビタミンD(キノコ類)を摂る
身体を疲弊させない(休養と睡眠)
冬になるとなぜ風邪が流行るの?まとめ
冬に風邪が流行る主な原因は湿度と気温の低下です。
なので、そのリスクに対する対策をしっかり行うことが風邪の予防に繋がります。もちろん、今流行している新型コロナの対策にも有効です。
これらを愚直に行っていくと共に、普段より体力を高めておくということも併せて行うようにしなければなりません。
「免疫細胞は小さな自分」です。なので自分自身の体力が乏しければ、免疫の体力も乏しいということになるので、風邪に対しての抵抗力も低下してしまいます。
先ほど挙げた感染予防は感染させない方法。体力の向上は感染させないにプラスして、感染しても重症化させない、長引かせないのに大事になります。
スポーツ選手が感染したというニュースは聞きますが、入院するほど悪化したとはあまり聞きませんよね?それは体力が関係しています。
やりすぎは逆効果になりますが、適度に運動する習慣を取り入れ、病気を寄せ付けないような体作りは必要です。ぜひ、今回のコロナ騒動を期に、20分くらいは軽く走れるような体力作りをしてみてはいかがでしょうか。
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