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みやわき健康薬局  宮脇 崇

冬に多発する心筋梗塞などの血管の病気を予防するために大事なこと

こんばんは^^朝からとても気持ちのいい天気となりましたここ鹿嶋市です。空気が澄んでいますので空がとても青いです。



さて、今日は冬に多発する怖い病気、心筋梗塞などの血管の病気を予防するにはどうすればいいかについてご説明します。


まず、どのくらい冬に血管の病気が多くなるのかご説明します。

なんど、心臓病による死亡数は1月が最も多く、次いで2月、12月、3月と冬季に集中、夏季のおよそ1.5倍にもなるということが分かっています。また、国立循環器病研究センターの研究によると、心筋梗塞による心停止は、10月から4月頃にかけての寒い時季に増えるという結果が出ています。



冬に血管由来の病気が増える理由は血圧の上昇&急変動

寒くなると寒さを逃がさないように筋肉が緊張します。そうなると血圧の上昇が起こり、更に特に暖かい屋内から特に寒い部屋や屋外に移動する際の血圧の急激な変動などが起こりやすくなり心臓への負担が増大して心筋梗塞が増加します。


また、入浴などで寒い脱衣所から急に熱い風呂にドボンと入る際にも、急激な血圧変動が起こるので血管への負担が増えて心筋梗塞や脳梗塞が引き起こされます。


以上のような血圧の症状及び急激な変動によって心臓への負担が増えるので心筋梗塞などの心臓の病気が増える原因となり、更に血管全体にも負担が増えるので、その他、脳梗塞、脳出血などの病気にも注意しなければなりません。





また、冬特有のトリプルパンチにも注意が必要

✅冬のトリプルパンチに注意しましょう

  1. 寒さによる血管の収縮

  2. 運動不足による血管の硬化+血中脂質の増加

  3. 食べ過ぎによる血中脂質の増加


①寒さによる血管の収縮

寒くなると熱を逃がさないように筋肉が収縮します。そうすると血管も収縮しますので、血液の流れが悪くなり、血管の病気の発生率が上昇します。


②運動不足による血管の硬化+血中脂質の増加

冬になるとどうしても寒いので家の中に閉じこもりがちになります。そうすると、食べたものが燃焼されにくい状態となるので、血液中に脂質や糖質などの栄養素が増加してしまい、結果、血管の状態が悪くなります。


③食べ過ぎによる血中脂質の増加

クリスマス、お正月、年末年始の飲み会、バレンタインデーなどのイベントが多いことや、冬は寒いので身体がカロリーを求めるというのがあるので、つい食べ過ぎてしまいます。この状態に運動不足が重なり血液中の老廃物が増えて血流が悪くなります。



以上のようなリスクも血管の病気に追い打ちをかけます。





対策には冷え対策と適度な運動。そして食べ過ぎないこと


✅冬に多発する血管の病気を予防するには

  1. 防寒対策をしっかり行う

  2. 気温差に注意しよう

  3. 冬でも適度な運動を心がけよう

  4. 食べ過ぎないように注意しましょう

  5. 血液サラサラ食材を意識しよう


①防寒対策をしっかり行う

冷えは血管を収縮させるのでなるべく冷やさないようにしっかり防寒するようにしましょう。更に筋肉をつける、外で運動するなどの習慣をつけて寒さに強くなる体作りをすることも大事になります。


②気温差に注意しよう

部屋と外、脱衣所と風呂場、ふろ場と湯船など気温差のあるところを行き来すると血圧が急激に変動するのでよくありません。なるべく気温差を無くすような取り組みが必要になります。また、普段より適度な運動やストレッチで心臓や血管の健康を維持しておくということも大事になります。


③冬でも適度な運動を心がけよう

寒いと外に出たくない…という気持ちは分かります。でも、運動を適度に行わないと心肺機能も体力も低下してしまいますし、更に血管の状態も悪くなります。よって、ウォーキングやストレッチなどの気軽にできる運動を適度に行うようにしましょう。


④食べ過ぎないように注意しましょう

食べ過ぎてしまうと血管の内側に脂肪がこびりついて血流を阻害するという状況が作り出されます。なので適切な体重を維持するよう心がけましょう。


⑤血液サラサラ食材を意識しよう

冬は血流が悪化したり、血管の病気が増えるなどがあるので、予防のために血液サラサラ食材を意識して摂るようにしましょう。クエン酸を含むお酢、梅干し、柑橘類、EPA・DHAを含むサンマ、イワシ、鮭、サバなど、アルギン酸を含む各種海藻類、ビタミンCを多く含むイチゴ、レモン、キウイ、オレンジなどのフルーツ類、ビタミンEを多く含むかぼちゃ、アスパラガス、春菊、ニラなどの野菜、ポリフェノールを多く含む緑茶、ココア、赤ワイン、ぶどうなどをバランスよく食べるようにしましょう。


もちろん、血流改善作用のある各種漢方薬も効果的です。




今回は以上になります。心がけで病気は防ぐことができます。ぜひ参考にしてくださいませ。





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