こんばんは^^朝から爽やかな秋風が吹いているここ鹿嶋地方です。外からは秋の虫の鳴き声が聞こえてきており、季節が進んでいるのを実感しています。
さて、「多汗症の原因として多い意外な体質」ということですが、皆さん汗で困っていませんか?現代は清潔な人が多く、更に目立ちたくないという傾向が強い為に、必要以上に汗が出るのを嫌う方が多いです。
この多汗症の原因ですが、意外も意外!「体が弱い、弱っている」というのが断トツで多いです。
汗っかきといえば、がたいがよくて体力が充実している人というイメージがありますが、そのような人は少数で、特に「体質的に汗っかき」という場合は体が弱いのが原因というケースが圧倒的に多いです。
なぜ体が弱いと多汗になるのか?
それは体が弱い=毛穴の働きも弱い、ので、汗の量を調節することが出来ていないからです。
汗腺も臓器と同じく一つの独立した国家を築いており、強い弱いがあります。胃腸が弱い人がいるのと一緒で、汗腺が弱い人もいます。この汗腺が弱い人というのは、体全体のパワーも弱い場合も多く、結果、体が弱い人、弱っている人に多いということになります。
漢方の世界では「気虚」といい、特に汗腺が弱っている方を「衛気虚」といいます。
この衛気虚の方の汗の特徴としては
・気が張っている時よりもリラックスしている時の方が汗が多い
・汗が止まりにくい
・汗をかくとどっと疲れる
・汗の量が多く水っぽい
・色白で肌が柔らかい
・肌や粘膜が弱い
・風邪を引きやすい
・寒さ、暑さに弱い
更に体全体の弱りがあると
・胃腸が弱い
・動悸や不整脈を感じる
・疲れやすい
・風邪が長引く、治りにくい
・尿の異常
・目が疲れる
・物忘れしやすい、根気がない
・体が冷える
・情緒が不安定になりやすい
などがプラスされます。
改善法としては適度な運動を日課として心身を鍛えること、バランスの良いあっさりとした食事を心掛けること、規則正しい生活を送り過労を防ぐことなどを徹底すると共に、衛気虚には衛益顆粒、ヨクイニンなど、全身の気虚がある場合には補中益気湯、田七人参、冬虫夏草、麦味参顆粒、婦宝当帰膠、プラセンタ、麦味地黄丸、ビタミンCなどが適応になります。
多汗は当然ですが気虚や衛気虚などの体の弱りだけでなく
・精神的要因
・熱の発生が多い
という要因でも発生します。
精神的要因は緊張が強く、精神的緊張時に汗をかくというケースです。精神的に緊張又は不安定な時に額や手、足の裏、脇の下、お尻の割れ目などに汗をかきます。粘っこい汗が出るのが特徴です。
熱の発生が多いのは、肥満や食べ過ぎ、代謝が活発、性ホルモンが活発、体質的に体が温かい方、体を温める作用のある食べ物の摂りすぎ、体を温めすぎなどの要因で発生します。常にじわっと全身に汗をかいているという特徴があります。臭いがきつく、火照りやのぼせ、暑苦しさを伴います。冷房の温度は常に低めを好み、冬でもあまり厚着しないという特徴があります。
精神的要因の場合の治療法はストレスフリーに努めること、趣味や好きなことに没頭するなどを積極的に行うことです。漢方では抑肝散加陳皮半夏、サイコカリュウコツボレイトウなどが適応になります。
熱の発生が多い場合には、まず要因があるならそれを改善すること(例:食べ過ぎや飲み過ぎ、温性の食べ物の摂取など)や、ストレスフリーに努めることなどを徹底します。漢方では黄連解毒湯や涼血清営顆粒などが適応になります。
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