こんばんは^^朝から気持ちのいい天気&気温となりましたここ鹿嶋市です。12月なのにこの陽気は嬉しいですね。週末も暖かくなるようです。
さて、本日は「夜になると刺すような痛みが生じる…という症状がある方は瘀血が原因かも」という内容でブログを書いていこうと思います。
皆さんいかがですか?
「夜になると釘で刺されたような痛みが出る…」
「寝ていると肛門が絞られるように痛くなる…」
「胸が押しつぶされるような痛みで目が覚める…」
などはありませんか?
これらがある場合は、漢方でいう「瘀血」が原因かもしれません。
瘀血とは何なのか?
瘀血・淤血とは、伝統中国医学において、鬱血や血行障害など、血の流れの滞り、炎症、またはそれによって起きる様々な症状や疾病を指す言葉です。要するに血流の悪化を瘀血といいます。
何らかの原因によって血液の運行が阻害されている状態ですね。
✅瘀血が生じる原因
暴飲暴食によって血液中に脂質や糖質が増えてしまうと血液はネバネバに。また、不規則な生活やストレスがあると、血液の貯蔵・循環をつかさどっている肝臓や腎臓の働きが悪化して血液の流動性が悪くなります。更に運動不足や過労、冷え、過剰な熱なども血流を悪くして瘀血の原因となります。
漢方医学だと、血虚(貧血や水分保持力低下、栄養の不足)、気虚(全身の活性低下)、陽虚(冷え)、熱過剰、脳の過剰な興奮、水分代謝の低下(肺、胃腸、腎の機能低下)などが原因になると考えます。
✅瘀血によって出やすい症状
肩こり
頭痛が絶えない
肌がくすむ(黒っぽい)
シミ、ソバカスが気になる
傷跡やあざが残りやすい
ニキビ、イボなどの肌荒れ
肌が乾燥してゴワゴワする
生理痛、無月経、子宮筋腫
目の下にクマがある
関節痛がある
イライラや情緒不安定
なぜ夜間に「刺すような痛み」などの瘀血特有の症状が出るの?
夜になると心臓の動きが弱くなり、更に血管を圧迫して血流を促す筋肉の活性も低下します。要するに、血液を押し流す役割を持つ心臓や筋肉の活性が低下するので、血液の流れが緩慢になり、血液の滞りが生じやすくなります。また、脱水なども生じやすくなるというのも原因となります。
蛇口に接続されたホースをイメージしてください。蛇口をいっぱいに捻りたくさん水を出すと、ホース内の水は滞ることなくスムーズに流れますが、ちょろちょろしか流れないとホース内の水の流れは悪くなります。
ちょっと極端な例ですが、心臓や筋肉の活性が低下すると、蛇口から放出される水の勢いが悪くなるので瘀血という状況が作り出されやすくなります。
事実、狭心症は夜中の2時から4時までがピーク。脳出血は夜間に多く発症します。(心筋梗塞・脳梗塞朝8時から10時までが多くなりますが、これはモーニングサージといい、朝の交感神経の亢進→高血圧+血小板凝集亢進などが原因となっています。つまり、就寝時の副交感神経の亢進も原因となりますが、逆に交感神経の亢進も瘀血を作り出すということになります)
症状がある場合は適切な改善を
タイトルにもあるように夜になると同じ場所が痛む…といった場合には、血流障害が発生しているかもしれないので、原因がある場合(暴飲暴食や運動不足など)には改善していくこと、思い当たる節がない場合には漢方の専門家に相談して瘀血の有無や原因を見つけてもらうことを行うようにしましょう。
簡単な対策法としては就寝前にコップ一杯の水を飲むこと、抗酸化物質(緑黄色野菜、果物、キノコ、海藻)を適度に摂取すること、運動を毎日行うこと(とにかくよく動く)、酸欠に気を付けること(就寝前の換気)、入浴の習慣をつける、就寝前のストレッチ、冷え及び暑熱の環境の改善、過労やストレス対策を行う、辛いものやアルコール、カフェインなどの刺激物は摂りすぎない、過激すぎるトレーニングはしないなどがあります。
瘀血は漢方薬で治せます。症状が強い場合にはぜひ漢方療法をお試しください。
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