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みやわき健康薬局  宮脇 崇

実際に男性不妊に漢方薬は有効なの?

こんばんは^^朝から真冬のような寒さとなっているここ鹿嶋市です。と思ったらもう真冬でした。最近まで暖かかったので気付きませんでした。



さて、嘘が大嫌いな私が、男性不妊に対して漢方薬は有効なのかどうかについて答えを出していきたいと思います。


自慢ではないですが、今までたくさんの男性不妊の方に対して漢方薬をおすすめしてきました。そしていろいろなドラマがありましたね。いい涙もよくない涙もありました。


その経験から実際に男性の不妊症に効果があるのかどうか?を皆さんの利益だけを考えて率直に効果があるかどうかお知らせしようと思います。




結論から申し上げますと、無精子症や各種病気じゃない限り効果は少なからずある

精巣上体、閉塞性無精子症、膿精液症、勃起不全(ED)、膣内射精障害など病気や物理的に射精が行われないなどの問題は専門の治療などが必要となるので、漢方薬でどうこうなるということはありません。専門の治療にお任せします。


それ以外の、無精子症、乏精子症、精子無力症など、精子の製造工場が弱っている、精子の活性が乏しいといった場合には漢方薬が効果を発揮します。


なぜ無精子症や乏精子症、精子無力症などが引き起こされるの?

様々な原因があると思いますが、一番は男性ホルモン及び精子を合成する睾丸の機能低下です。こちらの機能が低下してしまうと、精子が作られませんし、男性ホルモンの分泌も悪くなります。結果、当然の如く男性不妊という状況に陥りやすくなります。


なぜ睾丸の機能が低下するの?

  • ストレス

  • 運動不足

  • 血流障害

  • 過度の活性酸素

  • 食事のバランスが悪い

  • 過度の頭脳労働

  • 過労

  • 性生活過多

  • 睡眠不足

  • 肥満

  • 加齢

  • 糖尿病などの病気

  • 各種精神疾患

  • 薬の影響

  • 男性更年期

このうち、漢方薬局への相談で多いのがストレスや過労、血流障害、男性更年期などによる睾丸の機能低下です。睾丸は血液の流入がとても多い場所。理由は睾丸は栄養をたくさん必要とするからです。当然、ストレスや血流障害などで睾丸への血流障害が起きると、栄養の取り込みが悪くなってしまうので睾丸の機能が低下してしまい健全な精子の生成に問題が生じます。


また、ストレスや過剰な運動によって発生する「活性酸素」には精子の運動率や機能を低下させると共に、睾丸の機能低下も引き起こします。


男性更年期は睾丸の機能が低下して男性ホルモンや精子の合成が行われにくくなるというのもありますが、更に精子の合成を命じる脳の活性低下、体全体のエネルギー合成力の低下などが生じやすくなり、結果、体全体がトーンダウンします。当然、その一部である睾丸の機能も低下します。




機能が低下した睾丸に対して漢方薬はどのようにして効くのか?


✅漢方薬が効果を発揮するメカニズム

  1. 血流を改善する+活性酸素を取り除く

  2. 細胞増殖効果を高める

  3. 体全体の活性及び栄養状態を改善する

  4. 各臓器の弱点をカバーする

順番に説明しますね。


①血流を改善する+活性酸素を取り除く

一番大事なポイントです。酸素供給が滞り栄養素と老廃物の循環が悪くなると、人体のあらゆる機能は低下します。それは睾丸も同じ。血流が悪かったり、活性酸素が多く発生したりしていると、睾丸の機能を低下させてしまいます。そのために、活血薬と呼ばれる血流を良好にしながら活性酸素を取り除く漢方薬を使うのは男性不妊のファーストチョイスとなります(もちろん体質的に合わない人もいますので専門家の指導の下の使用としてください)。



②細胞増殖効果を高める

睾丸という場所は精子という細胞を合成しまくっている場所です。この働きを助ける作用があるのが「細胞増殖作用のある漢方薬」です。その代表が鹿茸。鹿茸は鹿の角で1年で40㎝ほども伸びます。その鹿の角には増殖因子が豊富に含まれており、摂取することにより成長と発育が促され、更に赤血球の成長促進、傷などの改善促進、骨折の改善などの効果があることが分かっています。当然のことながら精子の合成力も高めてくれます。

 


③体全体の活性及び栄養状態を改善する

いくら血流をよくしても、細胞増殖効果を高めても、肝心の栄養素がきちんと吸収→代謝できなければ効果を得ることはできません。なので、全身の活性を高めて栄養の吸収をよくすること、体全体の栄養状態を改善すること、脳及び全身の活性を良好にすることなども併せて行わないとなりません。漢方でいう気血の働きを良好にしたり、いらないものを排除することによって得ることができます。食事のバランスも大事(たんぱく質+抗酸化作用+炭水化物)になります。



④各臓器の弱点をカバーする

胃腸が弱いと栄養を取り込むことができません。肝臓が弱いと腸から吸収された栄養を体に使えるものに変換することができませんし、毒性物質の代謝も滞ってしまいます。心肺が弱いと酸素を取り込んだ血液を全身に循環させることができません。このような臓器の弱点を各種漢方薬にて補っていくことにより、全身のバランスを整えて男性不妊を改善していきます。



以上のような方法によって男性不妊を改善します。効果は少なからずあります。大体の方は服用2~6か月ほどで精子の数が2倍3倍に増加して活性度が良好になります。もちろん、老化やストレスの問題で効果が出ない方もいらっしゃいます。個人差はありますが、効果が出ることの方が多いので私は自信をもっておすすめしています。


冒頭にも申し上げましたが病気などが原因の場合は漢方療法をせずに、専門の治療を受けていただいた方が間違いありません。閉塞性無精子症のように精子が通る管が閉塞されているような場合には、いくら漢方治療を行っても進展はしません。なので、まずは一度医療機関にて異常はないか検査するようにしましょう。


検査などで問題ないのに精子の数が少ない、活性度が悪い…という場合はぜひ漢方薬局にてご相談くださいませ。


今回は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。





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