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みやわき健康薬局  宮脇 崇

寒暖差で鼻炎や咳が発生する理由と対処法

こんばんは^^朝からずっと強い雨が降り続いているここ鹿嶋市です。今日は久しぶりに大粒の雨が降りました。雨の人はこころがゆっくりしますよね。



さて、今回は「寒暖差で鼻炎や咳が発生する理由と対処法」というお題でブログを書いていこうと思います。


風邪でもないのに鼻炎や咳が出て、それが長引いていませんか?

いつもならすぐに治るような咳がなぜか治らない…というお悩みはありませんか?

もしくは、毎年この時期になると鼻炎や咳で悩まされるというケースもあると思います。


今回はこの原因についてご説明します。



  • アレルゲンが飛散する時期だから

  • 気温差によって体力が低下して風邪へ罹患しやすくなるから

  • 自律神経が狂いやすくなるから

  • 粘膜が乾燥しやすくなるから

  • 過酷な季節の影響

という理由で気道に問題が発生するといご説明をしたのですが、さらにこちらのブログで説明した内容の原因にもなる「大きな理由」についてご説明します。




寒暖差で鼻炎や咳が出やすくなるのは神経反射

急に寒い!急に暑いという状況になると、鼻腔の神経から脳に信号が行き、その信号によって脳が「鼻腔の粘膜の血管を広げよ」という命令を出します。鼻腔表面の血管が拡張するとそこから鼻水が漏れ出します。これは人間の体に備わっている機能であり、誰でも多い少ないはあるものの反射的に行われています。


皆さんスキー場などの寒いところに行ったら鼻水でませんか?

あるいは寒い時に熱々のラーメンをすすっている時にずるっと鼻水がでませんか?

これらは気温差による神経反射による鼻水になります。人によっては咳が出る方もいます。ちなみに私の友人は咳派です。


なぜ脳は反射的に鼻腔の血管を拡張させるかですが、その理由は冷たい乾いた空気は肺にとって害になることからです。鼻水を分泌することで加湿され、鼻腔に炎症(血管拡張)を起こすことで加温されることとなり、肺への害を減少させているのです。なぜ熱い時も?という疑問が浮かびますが、鼻腔への「刺激」が脳に行くことで分泌されているので、熱い寒いはあまり関係なく分泌されるのだと思います。要するに、寒冷刺激によるリスク回避に出るのですが、それは寒暖の刺激によるもので、どちらの刺激によっても分泌されるということになります。




しかし、出やすい人と出にくい人とがいる

寒暖差による鼻炎や咳ですが、出やすい人と出にくい人とがいます。

その原因を順番に説明しますね。


✅気温差によって鼻炎や咳が出やすい方

  1. ストレスを感じやすい、感じている方

  2. 皮膚粘膜が弱い方

  3. 体全体が弱っている方

  4. 普段より熱や炎症がある方


順番に説明しますね。


①ストレスを感じやすい、感じている方

ストレスは血管の拡張及び収縮などを管理している視床下部を疲弊または過敏にさせます。また血管を収縮又は弛緩させたり、栄養を吸収させる胃腸の機能を抑制させて皮膚粘膜への栄養供給を悪化させるなどの要因を作りだすので症状を悪化させます。さらに神経過敏は神経反射の反応性を強くしてしまうというのもあります。


②皮膚粘膜が弱い方

ストレスを感じやすい方(栄養供給が滞る+活性酸素の発生+血流の悪化)や胃腸の弱い方(栄養供給が滞ります)、更年期以降の方(老化現象によって)などは皮膚が弱くなりやすい傾向にあります(先天的に弱い場合もある)。皮膚粘膜が弱いと当然のことながら乾燥や炎症が起きやすい状況になりますので、刺激の影響を強く受けることになります。


③体全体が弱っている

体が弱っていると皮膚粘膜への血流が悪化します。理由は体全体のエネルギーが不足すると、エネルギーが大事な内臓や脳に供給され、皮膚粘膜には供給されにくくなるからです。結果、③と同じ状況となり、寒暖差の影響を受けやすくなります。


④普段より熱や炎症がある方

花粉症や胃炎、暴飲暴食による胃腸内の熱、ストレスによる脳の興奮など熱や炎症があると、その熱や炎症が鼻腔の粘膜を弱らせてしまうので寒暖差による影響を受けやすくなります。




対策は原因を治す


先ほど説明した原因を治していくことが対策法になります。

  • ストレスを感じやすい方はストレス対策をしていく

  • 胃腸が弱い方は消化の良いものを食べるようにする

  • 更年期などで皮膚が弱っている場合はビタミンや漢方薬などでサポートする

  • 体全体が弱っている場合には弱っている原因を改善する

  • 暴飲暴食がある場合には改善する

  • 食事の偏りがある場合にはバランスを意識する

  • 飲酒量が多い場合は少なめとする

  • 辛い物や刺激物は肺を乾かすので摂りすぎない

  • 運動不足がある方は運動の習慣をつける

  • 日光浴不足がある場合には改善する

  • 冷えや過労、睡眠不足などがあれば改善する

など、自分自身で「これかな」と思うものがあれば対策していくようにします。


もし何が原因かわからない…という場合はみやわき健康薬局までご相談くださいませ。


その他、一般的には寒暖差をなくし、血流を良好にすることが改善につながるので

  • 体を冷やさない(特に下半身を暖かくする→鼻腔の充血を防ぐ)

  • マスクをする

  • スカーフやマフラーなどで首が冷えないようにする

  • 大葉やシナモン、生姜などの血流改善作用のある食べ物を適度に利用する

  • ストレッチや運動を日課として血管を柔軟にする

  • リラックスを心がける

  • ぬるめの入浴で血行促進

  • 便秘を解消させる

  • 消化のいいものを食べる(熱を加えた脂っこくない食事)

  • 青物や柑橘系、海藻などをしっかり食べる(炎症の抑制+血流の改善)

以上のことが改善に役立つとされています。ぜひ参考としてくださいませ。


もちろん各種体質に合った漢方薬も有効です。気になる方はぜひご相談ください。



本日は以上になります。よい週末を^^






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