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みやわき健康薬局  宮脇 崇

微熱と頭痛を繰り返すというご相談


こんばんは^^今日は一日中雨でしたね。雨が降ると何となく気分が落ち着きます。雨音がそうさせているのでしょうか。


さて、「微熱と頭痛を繰り返すというご相談」ということですが、実際の漢方相談でも、LINE相談でも、ツイッターのメール相談でも、最近特に多くなっているのがこのご相談です。


「37℃ちょっとの微熱と頭痛が数日続いています。何か緩和に役立つ漢方薬ありますか?」そしてその次に必ず

「コロナじゃないですよね…?」

という心配の声が加わります。


このご時世なので当然といえば当然だと思います。普段であればちょっとした微熱+軽い頭痛程度であれば、何となく早めに寝るなどする程度で対して気にも留めないと思うのですが、今は心配しすぎてしまい「そのことばかり考えてしまう」という人が多くなっています。


これではコロナよりも「心の健康」の方が先に損なわれてしまいそうですよね。


まず結論から申し上げますと、この「微熱+頭痛」の原因はさっぱり分かりません。いくら弁証しても風邪の特異症状はありません(咳や寒気、咽頭痛など)し、かといって、ストレスが原因のものとしては体温を変化させるほどのものなのかな?という感じを受けます。


なので風邪の可能性とストレスの可能性を考えながら、表証ではなく半表半裏、肝鬱、脾湿などを治す目的で処方を組み立てていくように考えました。


ご紹介した漢方薬は

・柴胡桂枝乾姜湯

・柴胡桂枝湯

・参蘇飲

・香蘇散

・竜胆瀉肝湯

・抑肝散加陳皮半夏

・黄連阿膠湯

などが多かったです。



結局、コロナでも違っても弁証あるのみ

結局、コロナでもコロナじゃなくても漢方薬って弁証なんですよね。弁証とはその時、その症状、その人の体質に合った薬をお出しすることです。


コロナ罹患時でも、皆が肺炎を起こすわけではなく、人によっては下痢だけで終わる人、微熱だけで終わる人、ひどい寒気を感じる人、咽頭痛が酷い人、咳が主症状の人など色々なタイプがいます。


更に体質的に弱い人、強い人、熱症状が強く出る人、冷えを強く訴える人など差があり、もっと言うと臓腑的にウイークポイントがある人、疾病をお持ちの人など千差万別なので、その人に合った方法が必要になるというのは間違いないことです。


このように方法はあるものの、現段階では新型コロナウイルスに感染していると分かった時点で西洋医学にお任せというのが国のルールとなっています。よってそれに従う、というのが我々の仕事になります。


更にコロナが疑われる場合は「家から出ない」というのが暗黙のルールとなっておりますので、薬局においでになられるというのも問題になり兼ねません。


とはいうものの、コロナかどうか分からない…風邪症状で悩んでいるにも関わらず何もする術がない…というのはあんまりなので、ご家族なりに症状を伝える、LINEなどで相談するなどの方法でご相談し、お薬をお手元にご家族又は配達という形でお届けするという形ならアリなのかなと思います。


そして、症状が続く場合には保健所に相談するようにするというのが方法になります。


ということで、最近、特に多いご相談のご紹介となりました。お大事にしてくださいませ。





ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。 TEL 0299-82-6897(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ) mail miyawaki-kenkou@amber.plala.or.jp LINE 「takashi6897」でID検索してメッセージ下さい



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