こんばんは^^朝から真夏のような暑さになりましたここ鹿嶋市です。5月に30℃を超えたのはちょっと私の記憶にありません。
今回は今回のように「急に暑くなる」時に具合が悪くなる理由と対処法についてご説明します。
皆さん今日は具合悪くなりませんでしたか?
当店には昨日から
暑さによって頭痛がする
動悸がして眠れない
食欲がなくなりました
めまいが悪化しました
などのご相談がありました。
急に暑くなると具合が悪くなる理由は「体が慣れていないから」
人間の体は徐々にその時の気温や季節に慣れていくという習性があります。なので今のように突然暑くなると、暑い気温用の体に変化していないので、熱をうまく体外に排泄することができず、熱中症のような症状が出やすくなります。
頭痛
吐気
食欲不振
顔や手足の火照り
めまい
やる気が出ない
足がだるい
耳鳴りがする
不安感が強い
動悸がする
などがある場合は、心身が暑さに慣れていないがために軽い熱中症のような症状となっている可能性が高いので、無理せずにエアコンをかけた室内で安静にするようにしてください。
暑熱順化という言葉を知っていますか?
体が暑い環境に慣れていく現象をいいます。
熱を汗によって排出させなければならないので、体表部の血管の拡張及び汗腺の拡張をスムーズに行わなければなりません。また、暑さによって乱れる自律神経を正常化させることも必要です。更に血管の拡張によって増えた血液の容積を埋めるために、体液を増やす必要も出てきます。
このような一連の暑さに対する体の反応をスムーズに行えるような状態になるのが暑熱順化です。暑くなりはじめの頃というのは、この暑熱順化がうまく行われていない時期なので、熱中症への罹患や自律神経の乱れ、体液不足によるめまいが生じやすくなります。
また、自らの体調も大事になる
先ほどは暑くなりたての時に誰にでも起こり得る体の変化についてご説明しましたが、今回は体調や体質が原因で発生する不調についてご説明します。
✅体調が悪いと不調が出やすくなる
ストレスがある
下痢している
二日酔いだ
胃腸の調子が悪い
風邪が治った直後
過労が蓄積している
寝不足気味
食生活が乱れている
これらがあると、急に暑くなった時はもちろん、厳しい夏に不調が出やすくなります。熱中症にもなりやすくなるので、絶対に無理してはなりません。海やプールなどで溺れやすくもなるので、絶対に無理して泳がないようにしましょう。
✅更に、長期的な体調や体質も影響する
貧血がある
精神がアンバランスな状態が続いている→それにより心身が弱っている
栄養状態が悪い
老化やストレスによって心身が消耗している
運動不足で体力が低下している
胃腸の調子が悪く、それによって心身が衰弱している
こころと体のバランスが乱れている
各種病気
などがあると、暑さによって発生する心身のアンバランスによる不快症状が出やすくなります。理由としては、例えば貧血があると血中に保持できる水分やミネラルの量が減りますので、脱水による汗不足や脳貧血によるめまいが出やすくなります。また、ストレスなどにより精神がアンバランスになっていると、自律神経の働きが低下しているので、汗腺の開け閉めや体表部の血流の開け閉めがうまくできなくなるので、熱中症の危険性が増大します。
対処法は無理しないこと+自分の体を知ること
対処法としてはとにかく無理しないことです。しっかり水分を摂っていても、それが吸収されない、汗として出ないのであれば無意味です。また、汗が出ても暑さによって心身が弱り、エネルギー代謝が低下してエネルギー不足となり熱中症になることもあります。
なので、これをしていれば大丈夫という考えは捨てて、まず急に気温が上昇した時は無理せず心身を養生することを徹底するようにします。少しでもおかしいな…と思ったら避難するようにしましょう。
そうした上で
胃腸の調子を整える
深酒はしない
ストレスからは遠ざかる
バランスの取れた食事をよく噛んで食べる
脂っこいものの摂取は避ける
寝る前のまったりタイム3時間+睡眠時間8時間は死守する
適度な運動によって心身を鍛える。暑熱順化を促す
病み上がりは無理しない
冷たい飲み物の一気飲みはしない
アイスや生ものなどお腹を冷やすものは控えめに
などを意識するようにします。
また長期的には
バランスの取れた食事で心身の栄養状態をよくする
胃腸の働きを整えて心身の栄養状態をよくする
ストレス耐性をアップさせるために運動や筋トレを行う
生活のリズムを整える
体を冷やさない。湯船につかる習慣をつける
暴飲暴食を避けて内臓の負担を減らす
漢方薬などで心身のバランスを整える
などを守るようにするといいでしょう。
何より「自分の体を知る」ことが大事になります。
漢方でいう血虚体質(エネルギーや栄養状態が悪い)なのか、それとも陰虚体質(水分保持力が低い)なのか、脾虚(胃腸が弱い)なのかなど、一度専門家に相談して自分の体を知っておくこと。ここまでいかなくても、自分はお腹が弱い、体力が低い、ストレスに弱い、暑さに弱い、寒さに弱い、睡眠不足に弱いなど弱点を知っておくことで対策しやすくなります。
自分の体がよく分からない…という場合はみやわきにご相談ください。助言して差し上げます。
以上、急に暑くなると具合が悪くなる理由と対処法についてご説明させていただきました。無理せずにこの暑さを乗り切ってくださいませ。今後は暑さが落ち着くという予報が出ているので暑熱順化せずにまた次の暑さに備えることになります。暑熱順化が済んでいないと、また暑くなった時に体は対応していないので熱中症や自律神経の乱れなどの不調が出ることがあります。また、暑熱順化が済んでいても、強烈な暑さに襲われる時や、暑さが続いていることにって心身が衰弱することによって熱中症へのリスクが高まることがあるので、その時々による対応が必要になります。一番は命を守るために無理しないこと、少しでもおかしいと思ったら避難することです。昨今の夏は異常な暑さなので、ぜひ命を守る行動を心がけてください。
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