こんばんは^^今日は朝から雨でお昼過ぎから曇り空となりました。まだ冬という感じではないですが、朝晩は気温が下がりますので心身を冷やさないようにご注意くださいませ。
さて、今回のブログは「手のひらが異常なほど赤いという症状の理由と対処法」という内容で書いていきたいと思います。
みなさん手のひらの色は正常ですか?
もし、赤い絵の具を塗ったかのような赤さになっている場合には、心身のバランスが乱れている可能性が高いのでご注意ください。
ただ、お風呂に入った時やお酒を飲んでいる時だけ赤くなるケースや、妊娠している時、さらに指先だけぼんやり赤いのは正常の可能性が高いので、他の症状と合わせて判断するようにしてください。
手のひらが赤くなるのは「肝機能障害」の可能性大
まずは西洋医学的な原因から説明しますね。
手のひらが赤いのは「肝機能に問題」が発生している可能性が高いです。
女性ホルモンには「血流を良好にする」という働きがあるのですが、この女性ホルモンが「いつまでも分解されずに体内に残り続けてしまう」と、血流が良好になりすぎてしまい、その結果、手のひらの毛細血管が拡張して「手のひらが異常に赤い」という状況が作り出されます。手のひら以外にも顔面や前胸部に蜘が足を広げたような血管腫ができることもあります。
なぜ分解されずに女性ホルモンが残り続けてしまうのかというと、女性ホルモンを分解する役割のある肝臓に問題が発生しているからです。肝機能に問題があると、女性ホルモンが分解されにくくなってしまい、その結果、体内に女性ホルモンが増えてしまうので手が赤くなる、クモ状血管腫が出る、男性の場合は乳房が大きくなるなどの症状が出やすくなります。
肝機能障害の症状としては、黄疸、皮膚のかゆみ、食欲低下、腹の張り、吐き気、倦怠感、むくみなどもありますので、これらの症状が併発している場合には肝機能に問題がある可能性が高くなりますので病院を受診して専門の先生に診てもらうようにしましょう。
その他、胃潰瘍、大腸炎、がん、関節リウマチ、甲状腺中毒症、衰弱、梅毒、手のひらの湿疹、更年期障害などでも手のひらが赤くなるという症状が出ることがあります。
漢方では「肝腎陰虚」や「瘀血」が原因とされている
漢方では「肝腎陰虚」と「瘀血」という病態が原因と説明されています。
順番に説明しますね。
肝腎陰虚とは一言でいうと栄養不足と水分保持力の低下になります。要するに心身が消耗している状態。手のひらが赤くなる場合の消耗の原因は「湿熱」です。飲酒やストレス、暴飲暴食によって脂肪肝や胆のうの軽度の炎症、胃腸のむくみ、血中の脂質異常などが長期に及ぶことで肝臓の機能低下が発生します。それによって飲食物の代謝が悪化、次第に全身の栄養状態悪化や精力低下、脱水などが進行して肝腎陰虚という病態が作り出されます。
肝腎陰虚の症状としては火照り、体力の低下、やせ、足腰がだるい+痛みがある、髪が抜ける、めまい、耳鳴り、不眠などがあります。これら症状が付随して手のひらが赤くなっている場合には肝腎陰虚の可能性が高いといえます。
この場合の肝腎陰虚は肝臓の機能低下が伴っているので先ほどの西洋医学的要因とほぼ同じということになります。また、肝腎陰虚は全身の細胞の変化を引き起こすので、膠原病との関係も深いと考えられます。さらに肝腎陰虚になると「手足の火照り」が生じやすくなりますので、手足の火照りや発汗も赤みの原因になります。
瘀血は血流障害を意味します。
血液が汚れたり、粘度が高まって流れにくくなっている状態を中医学では「瘀血」と呼んでいます。わきの下の痛みや生理痛がひどい、慢性頭痛、肩こり、イライラ、舌が紫色などの症状が付随しやすい傾向にあります。
手のひらが赤くなる場合の瘀血は、ストレスや暴飲暴食、飲酒によって発生するとされています。ストレスや暴飲暴食、飲酒などは血流障害や炎症を発生させます。それによって肝臓への血流量も減少して肝機能障害を引き起こすことがあるので、こちらの結果としては肝機能障害が手のひらの赤みの原因となって発生していると考えることができます。
また、ストレスによって手からの発汗量が増えることも赤みの原因になります。
今回は以上になります。
手のひらが不自然に赤いという場合には一度病院にて検査してもらうようにしましょう。
検査にて特に何もなく、他の不快症状などがなければ特に問題ないと思いますが、中医学的な考えによってお体を診ると「未病の段階ですが心身のバランスの乱れ(先ほどの肝腎陰虚や瘀血)」が発生していることもあります。その場合には漢方薬や生活習慣を改善することで手の赤みはもちろん、体全体のバランスの乱れを是正する(病気の芽を摘み取る)ことができます。
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