こんばんは^^朝のうちは大雨が降っていたものの、昼前くらいから晴れて蒸し暑くなった鹿嶋地方です。
週末は30℃近くまで上がり、夏のように暑くなるようですね。まだ体が暑さに慣れていないので熱中症に十分注意するようにしましょう。
さて、今回は「日本人の腸にはスペイン人の10倍のビフィズス菌が住み着いてる事実の問題点」というお題でお話していこうと思います。
まずはある衝撃のデータをご紹介します。
日本人のお腹には他国と比べて乳酸菌やビフィズス菌が多い
日本人の腸内にはフランス人の2倍のビフィズス菌が生息
日本人の腸内には中国人やスペイン人の10倍ものビフィズス菌が生息
日本人の腸内にはアメリカ人の8倍のビフィズス菌が生息
✅ビフィズス菌とは
乳酸菌の一種で、主に人間や動物の腸内に存在する代表的な善玉菌。整腸作用だけではなく、病原菌の感染や腐敗物を生成する菌の増殖を抑える効果がある。
このように素晴らしい菌なので、病院の治療薬としても使われています。よくノロウイルスなどの胃腸風邪を引いた時に、ナウゼリンなどと一緒に処方されますよね。
しかし、過敏性腸症候群は他国に比べて日本で多くなっている
日本とスペインとで過敏性腸症候群(IBS)の患者数を比較すると、なんと日本人の10分の1しかビフィズス菌が生息していないスペイン人の方が少ないというデータがあります。
また、過敏性腸症候群とクローン病の患者数の推移においても、日本は年々右肩上がりに患者数が増加していますが、スペインはほぼ横ばいです。
✅過敏性腸症候群とは
腸に炎症・潰瘍・内分泌異常などが認められないにも関わらず、慢性的に腹部の膨張感や腹痛を訴えたり、下痢や便秘などの便通の異常を感じる症候群。
✅クローン病とは
大腸及び小腸の粘膜に慢性の 炎症 または潰瘍をひきおこす原因不明の疾患の総称
その他、検証は必要ですが様々な疾患に関与している可能性が指摘
①胃酸を抑制させる薬を服用していると、通常、胃や食道には生息しない乳酸菌が住み着いて遺伝子異常を引き起こすことがあります→ケンブリッジ大学の研究で逆流性食道炎から食道がんが発症する過程に乳酸菌の異常繁殖することが確認されています。
②2021年、大阪大学、京都大学、慶応大学、がん研究所有明病院の研究者たちが大腸がんでは酪酸が細胞を老化させて腫瘍の発生を加速させると発表されています。
✅酪酸とは
短鎖脂肪酸(脂質を構成する脂肪酸の一部)の一種で、短鎖脂肪酸の代表的なものに酪酸のほか、酢酸やプロピオン酸があります。
③2018年にイタリアが発表した論文では、大腸ポリープに多くの乳酸菌が生息していることが分かっていると書かれています。
④乳酸菌やビフィズス菌が硝酸塩や亜硝酸塩(ハムやソーセージに多く含まれる)と合わさることによって一酸化窒素が合成され、一酸化窒素ががん化を促進させてしまうということです。
⑤ヨーグルトなどの乳酸菌を多く含むものを食べ過ぎると、乳酸が多く合成され、その乳酸をエサにしている腸内細菌が短鎖脂肪酸を作り出し、短鎖脂肪酸が肝臓に送られて脂肪肝になることがあります。
以上は現代ビジネスからの抜粋です。こちらをクリックすると記事にジャンプします。
私個人の意見としては「極端なことをすべきではない」ということだと思います。
適度に乳酸菌などを含む食品を摂取するのはいいことですが、高濃度のサプリメントの摂取を続けたり、胃炎の原因が暴飲暴食やストレスならば、そちらを改善して安易に胃酸抑制の薬を服用しないなどが大事になります。
※もちろん腸内環境が乱れている方には乳酸菌の摂取が有効になります。
また、日本人の胃腸は今まで日本人が行ってきた食事や生活によって出来上がっています。要するに日本人に合った胃腸に変化しているということです。なので、いきなり食生活を変えたり、運動をしない生活になってしまう、ストレス過多の生活へと変化などがあると、胃腸への負担が増えて病気を発症しやすくなることに繋がります。
以上、結論は漢方の知恵が大事。古来より伝わる養生が大事になるということになりますね。腹八分目の日本食をよく噛んで飲み込む。そしてストレスなくよく動く。これが大事。
ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。 TEL 0299-82-6897(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ) mail miyawaki-kenkou@amber.plala.or.jp LINEはホーム→友だち→公式アカウント→「みやわき健康薬局」又は「lin.ee/ylF9sZf」で検索してメッセージ下さいませ。
Comments