こんばんは^^朝から素晴らしい天気となりました鹿嶋市です。暑くもなく寒くもなく素晴らしい陽気ですね。5月の陽気は最高に好き!と感じます。
さて、今回のブログですが、「日焼けしやすい原因を漢方薬で治す方法」というお題になります。
やたら日焼けしやすいということはありませんか?
その日焼け、単純に「メラニン色素」の量が多いという理由もありますが、もう一つ体の中に原因があることも。
今回は体の中にある原因とその改善法についてご紹介します。
色黒な人が日焼けしやすい理由はメラニン色素の量が多いから
肌トラブルを感じない
ずっと色黒をキープしている
肌につやがあり健康的
日に当たるとすぐに黒くなる
以上のような傾向がある方は、単純に遺伝などによってメラニン色素の量が多いから色が黒くなりやすいと考えられます。
持って生まれたメラニン色素の量は人によって異なり、少ない人は色白で日焼けすると赤くなりやすい傾向にあり、多い人は日に当たるとすぐに黒くなるという違いがあります。
この場合は日に当たるか当たらないかで肌の色を調整するしか手はありません。
黒くなりたくない方は日にあまり当たらないようにしましょう。日に当たる時は日焼け止めやつばの大きい帽子、日傘などを利用します。
漢方薬にて改善するのは不可能です。また、体調に問題があり発生している訳ではないので変える必要もありません。
問題なのは肌の保水力が低下しているが故に焼けやすくなっている場合
保水力が低下した感想肌
インナードライ肌
肌の乾燥→角質が肥厚した肌
以上の3つは肌の乾燥が原因で引き起こされます。肌が乾燥すると肌全体または部分的に保水力が低下するため、日焼けしやすい肌になってしまいます。
水がしっかり入った風船に火を当てても割れませんが、萎んだ風船に火をつけるとすぐに燃えてしまう現象がありますがそれに似ていますね。水分がしっかり充填された肌は熱や紫外線の影響を受けにくい(紫外線が肌の深部に侵入しにくい)ですが、肌の表面までしっかり水分が充填されている肌は熱や紫外線の影響を受けにくいので日焼けしにくいということになります。
肌の保湿機能の低下は漢方でいう肺陰虚という状態です。
✅肺陰虚がある方(日焼けしやすい方)の特徴
のぼせやすい
小じわができやすい
目や鼻、口周辺の肌荒れをしやすい
肌が荒れやすい
肌がたるみやすい(目の下のクマや頬のたるみ)
喉が渇きやすい
アレルギーが出やすい
貧血傾向
✅肺陰虚はなぜ生じるか?
各種慢性病
風邪などの急性病
長期の肉体疲労
ストレス
胃腸の機能低下
貧血+エネルギー不足
老化
先天的な肌の弱り
先天来な心身の弱り
順番に説明しますね。
①各種慢性病
各種慢性病によって心身が弱ると、当然のことながら体全体の活性も低下するので保水力も低下します。どの内臓の病気でも心身の活性は低下は低下します。
②風邪などの急性病
風邪を引くと体力は大幅に低下します。昔は風邪で命を奪われる人が続出。江戸の町で流行したインフルエンザにてひと月で8万人以上の死亡者が出たという記録もあります。このように体力を大幅に低下させる疾患なので、当然、罹患後は体力が低下して肌の保水力も低下します。
③長期の肉体疲労
こちらも言わずもがな。肉体疲労は心身を疲弊させますので肌の保水力を低下させます。
④ストレス
ストレスは短期的には血流低下、胃腸の機能抑制、自律神経のアンバランスによって肌の保水力を低下させ、長期的には心身を疲弊させるので肌の調子を低下させます。
⑤胃腸の機能低下
胃腸の機能が低下すると、栄養や水分の吸収が悪くなるので、結果、肌の調子や保水力が低下します。肝臓のアルブミン合成などに悪影響を与えて体全体の保水力が低下します。
⑥貧血+エネルギー不足
月経血が多いことや出産前後、胃腸の機能低下、食事のバランスが悪い、ダイエット、老化などによって血液や栄養が不足してしまうと、肌に循環する栄養や水分の量も不足するので肌の保水力低下や肌の機能低下が生じてしまいます。
⑦老化
老化は当然のことながら肌細胞も老化させます。肌細胞が老化すると肌が硬くなりやすくなり、水分の保持力や栄養状態も低下します。
⑧先天的な肌の弱り
人にはウイークポイントというのがあります。生まれつき肌が弱く保水力もいまいちで乾燥しやすいという方がいらっしゃいます。
⑨先天的な心身の弱り
先天的に漢方でいう腎虚と呼ばれる方がいらっしゃいます。心身が弱く活性も低い傾向があり、当然のことながら肌も弱い傾向にあります。
以上、原因別に漢方には対策法がある
漢方には原因に応じた改善法があります。
肌の乾燥がある場合には補陰によって潤いを増す、胃腸が弱い場合には胃腸の機能を立て直すようにするなど、各々、原因を改善することによって日焼けしにくい体質に導くことができます。
また、大事になるのが「体質や性格」です。人には各々体質や性格というものがあります。その体質や性格の違いを把握した上で、原因と合わせて改善法を考えていく必要があります。
老化が原因だからといって、神経質で胃腸があまり強くない方に補腎薬を大量に用いるという方法では、胃腸を壊してしまい本末転倒となってしまいます。また、神経質が故に血流が悪化している又は胃腸の機能が阻害されているということもありますので、神経を少し緩めてあげるという方法+胃腸の機能を高めることを加えながら、老化対策していくことで効果を高めることができます。
以上、日焼け対策にもいろいろな方法があります。
漢方による対策では、日焼けしにくくなると同時に心身の調子もよくなるというおまけ効果も追加で得ることができます。また、病気や不快症状への予防にも繋がります。
気になる方はぜひ「みやわき健康薬局」までご相談くださいませ。
ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。
TEL 0299-82-6897
(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ)
LINE 「takashi6897」でID検索してメッセージ下さい
Comments