こんばんは^^今日は暖かくなりましたね。明日、明後日はもっと暖かくなるみたいですよ。小春日和という言葉がピッタリくる週末になりそうですね。
さて、今回は春になるとなぜ「めまい」を訴える人が増えるのかというお題で書き進めていこうと思います。
皆さん、春になるとふわーっとしためまいっぽい感じになりませんか?
めまいまでではないですが、何となくのぼせたような感じとなって落ち着かない…という症状が出る方もいます。
この春特有の頭部の症状の原因についてご説明します。
原因はズバリ「体の熱と脳の興奮」
はい、ズバリ原因は体の熱と脳の興奮です。
まだ寒いのに熱ですか?と思う方がほとんどだと思います。
そして、風邪などの発熱が原因?と思った方、ハズレです。その熱ではなく特に病気ではないのに熱が発生して、その熱が不快症状の原因になります。
で、熱はどこから発生するのでしょうか?
それは体です。なぜかというと、冬の間は寒いので体は一生けんめい発熱をしています。そうしないと体温を維持することができません。なので一生懸命筋肉や肝臓で発熱し、その熱を体表部の皮膚を収縮させて閉じ込めています。
それが春になり気温が上がっても続いているので、体内にて熱が過剰になり、結果、熱は上に昇るという習性があるので、頭部に熱がこもりやすくなり、めまいやのぼせ、ふわっとした感じがする、立ち眩みといった症状が出やすくなります。
そんなアホな…と思うかもしれませんが、皆さん発熱などでちょっと体温が上がっただけでも不快な感じしませんか?鼻炎などで鼻が通らないだけで頭がボーっとしませんか(人間は鼻呼吸で脳の熱を冷ましている)?
人間はちょっと脳に熱が入っただけ(体温は変化していない程度でも)でも不快症状が出ます。
対策法は?
対策法はほっといたら治ります。時間が経過すると同時に、熱の生産が止まり、不快症状が軽減されます。
といったらあんまりなので、ちゃんとした改善法をご紹介します。
とはいえ、先ほどの考え方はとても有効です。なぜかというと、「病気なのでは?(もちろん病気の場合もあるのでひどい場合は受診を)」と思ってしまい、情緒が不安定になってしまい、脳が興奮して症状が長引くことがあるからです。
それでは改善法をお教えします。
春が旬の苦いものや水っ気のあるものを適度に摂取するようにします。
春の苦みにはポリフェノール類やアルカロイド類が豊富に含まれており、それらには「清熱作用」があります。
更に水っ気の多い果物や野菜(グレープフルーツやキウイ、ゴーヤ、紫蘇、トマト、キュウリ、ナスなど)を適度に摂るのも熱を冷ますのに有効です。
その他にも
適度に汗をかく
薄着をする(体力が乏しい人は行わないで下さい)
睡眠時間をたっぷり
ストレスを避ける
興奮・緊張から遠ざかる
規則正しい生活を送る
刺激物はなるべくとらない(アルコール・たばこ・カフェインなど)
なども心がけるようにします。
春は自律神経が乱れる(脳が興奮する)季節
入学式
クラス替え
入社式
新しい職場
新しい仕事
移動
引っ越し
花粉の乱舞
など、春は何かとせわしない時期。
ただでさえ、陽気のせいで脳に熱が入り興奮しやすくなっている(陽気の変化による熱によっても自律神経が不安定になって脳が敏感になる)ものに、自分を取り巻く環境もあわただしく変化します。
その変化によって脳が更に興奮しやすくなり不安定に…。
興奮しすぎるとめまいだけじゃなく
頭痛
動悸
食欲不振
下痢、便秘
胃痛
湿疹
イライラや不安感の憎悪
肩こり
月経不順
冷えのぼせ
などの自律神経症状も出やすくなります。
自律神経がアンバランスになることによって生じる脳の興奮を鎮めるには
規則正しい生活を送る
3時以降はしっかり心身を休める、リラックスさせるように努める
入浴は熱くない温度でリラックス
入浴後にヨガやストレッチで血流改善を意識
睡眠時間はたっぷりと
気温差と強い風に注意する
心地よい…と思うことを積極的に
これまでおすすめした改善法を用いると共に、各種漢方薬(体の熱+脳の興奮に対してになります)の服用も効果的です。
よく用いるのは
逍遥散
加味逍遙散
柴胡加竜骨牡蠣湯
桂枝加竜骨牡蛎湯
加味帰脾湯
令桂朮甘湯
半夏白朮天麻湯
抑肝散加陳皮半夏
麦芽
などの漢方薬です。
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