こんばんは^^今日はザ・夏!といった蒸し暑さとなりましたここ鹿嶋市です。明日以降も暑くなるようなので、引き続き暑さ対策を徹底してまいりましょう。
今回はよく言われているものから、「えっ!そんなことも?」ということまで「パニック発作を誘発する行為」をお知らせします。
「根本的な改善をしなければならない」というのはありますが、一方でパニック発作が発生すると、それにより脳の緊張や過敏性が増してしまうことや、予期不安を増幅させてしまう原因になることがあるので、特に初期で症状が強く出ている時は発作を起こさないよう心がけた方がいいといえます。
よく言われているパニック発作を誘発してしまう行為
✅パニック発作を誘発すること
カフェインの摂取
アルコールの摂取
酸素不足
ストレス
過労
寝不足
刺激の強い料理
強い光や大きな音
逃げられない状況
低血糖
順番に説明しますね。
①カフェインの摂取
カフェインはもっともよく知られた発作誘発要因です。カフェインが交感神経を刺激するためにパニック発作を誘発してしまいます。コーヒー、紅茶、緑茶、ココア、エナジードリンクなどに含まれています。
②アルコールの摂取
アルコールにはリラックスして気分がよくなる一方で、心臓がドキドキしたり顔が赤くなったりと心身を活性化させる交感神経も刺激します。この交感神経刺激が発作を誘発させます。
③酸素不足
パニック発作人体が危機状態になると誘発されます。酸素不足は人体の危機なので、例え人体に問題を発生させないレベルでも、パニック障害をお持ちの方は閾値が狭く過敏になっているので、例えば満員電車や無換気状態の自動車内、就寝時、炭酸水の摂取などで少し酸素濃度が低下した状態でも発作を起こすことがあります。また、強度の強い運動も誘発要因になります。
④ストレス
これは説明する必要ありませんよね。ストレスは交感神経を刺激して心身を緊張させるので、当然ながらパニック発作を誘発させる要因になります。
⑤過労
過労があると心身が疲れているので酸素の循環やエネルギー代謝が低下することや、乳酸という疲労物質が増えることによってパニック発作が誘発されやすくなります。労働過多や運動のやりすぎによる肉体疲労、ストレスなどの精神疲労、寝不足などが誘因になります。
⑥睡眠不足
睡眠不足があると心身が疲労しやすい反面、脳は過敏でストレスに反応しやすいという状況が作られます。この状況はパニック発作を起こしやすい状態といえますので、なるべく睡眠はたっぷりと取るようにしましょう。
⑦刺激の強い料理
激辛料理、塩分が濃い料理、甘くこってりとしたデザートなど普段と異なる料理は脳神経を強く刺激しますのでパニック発作の要因となります。
⑧強い光や大きな音
真夏の太陽光や対向車のヘッドライト、店舗の強い照明、ヘッドホンで聞く大きな音、ドアを強い力で閉める音、誰かの怒鳴り声などの刺激は神経を刺激するので発作を誘発させます。
⑨逃げられない状況
高速道路や美容院、プール、会議などすぐにその場を離れることが不可能なことというのは、「発作が起きた時に逃げることができない」と認識され、それが交感神経を刺激するので発作を誘発させてしまいます。
⑩低血糖
お腹が減っている時というのは、血糖値を上げようと脳が興奮しやすくなります。その興奮がパニック発作を誘発することがあります。血糖だけではなく脂質やたんぱく質にも反応することがあるので、バランスよく食事をすることを心がけましょう。
意外と知られていない発作要因
✅知られていないけどパニック発作を誘発すること
喫煙
入浴
夏の暑さや冬の寒さ
冷房過多
貧血
肝機能の低下
甲状腺機能の失調
筋力低下+運動不足
排便や下痢
風邪
ゲームや性的な刺激過多
順番に説明しますね。
①喫煙
喫煙をすると全身が低酸素状態になりますので、それによって脳が緊張してパニック発作を引き起こすことがあります。
②入浴
入浴は着衣を着ていないので、発作が起きた時にすぐに身の安全を確保できないこと(服を着るという手間がかかる)。そして暑い→心臓がドキドキすることによって、脳が「緊張している」と勘違いすることによって発作が誘発されやすいという理由もあります。特に熱すぎる湯温はリスクになるので注意しましょう。
③夏の暑さや冬の寒さ
暑さや寒さは人間に不快な刺激を与えます。暑さは脳に熱をもたらして興奮させ、冬は寒さによって全身が緊張します。どちらも交感神経を刺激するので誘発要因になります。
④冷房過多
冷房で体を冷やし過ぎてしまうと、体は体温を上げようと心身を緊張させます。その緊張が発作を誘発することがあります。
⑤貧血や低栄養、体力の著しい低下
貧血があると酸素や栄養の運搬能力が著しく低下します。この低下を脳は「危機」として捉えるので常に交感神経が刺激された状態となるので発作がでやすくなります。また、体全体の栄養状態の悪化や著しい体力の低下も、心身のバランスを乱し、脳を不安定にさせるので発作を誘発させる原因になります。
⑥胃腸や肝機能の低下
胃腸の機能が低下していると、自律神経が乱れやすくなるので誘発要因になります。また、過度の飲酒や喫煙、暴飲暴食による脂肪肝、低栄養、ストレスや過労による酷使などによって肝機能が低下(必ずしも検査数値に出るとは限らない)していると、肝臓が管理している体全体のエネルギー量が一定ではなくなるので、脳がその過不足をSOSとして感じ取ってしまうことから発作が誘発されやすくなります。
⑦甲状腺機能の失調
甲状腺は体の発育を促進し、新陳代謝を盛んにする働きがあります。この機能が亢進または低下すると管理している脳が不安定となるので、発作が出やすくなります。
⑧筋力低下+運動不足
筋力の低下や運動不足があると、肺の機能低下によって酸素の取り込みが悪くなり、また、筋力が低下していると血流が悪くなるので、酸素や栄養の循環も悪化します。酸素や栄養の不足はパニック発作誘発の原因になります。また、手足の筋肉は胃腸の経絡とも関係しているので、胃腸の働きも悪くなり、それによる不快刺激による影響も出やすくなります。
⑨排便や下痢
直腸には交感神経支配となっており、排便時には交感神経が刺激されます。そして排便後は緊張から解放されて今度は過度のリラックス状態となります。この変化によってパニック発作が誘発されることがあります。
⑩風邪
風邪をひくと誰でも心身が緊張します。理由は心身が危機にさらされているから。緊張するとパニック発作が出やすくなります。
⑪ゲームや性的刺激過多
こちらは「あくまでもやりすぎ、見過ぎ」による悪影響です。今のゲームは没入感がすごくやりすぎると脳を興奮状態にさせます。また性的興奮も同様です。適度ならば問題ありませんが、過度になると発作が頻発する原因になります。
以上になります。これらをなるべく避けながら生活することで、脳の異常な緊張を緩和させることができるので、パニック発作を徐々に落ち着けていくことができます。落ち着いてきたら特に問題なくなる場合もありますので、それまでは避ける、落ち着いて対処するようにしてみてください。
排便などは避けることができないことなので、あまり構えることなく、「そのような傾向があるんだな」程度に認識して、あとは「どうしようもないものはなるようになれ」と開き直ることも大事です。あくまでも、対処できるものだけ対処して、できないものに関しては「自分の体に問題があるのではなく、誰でもそのようになる傾向がある」と考えて放置しておきましょう。
実は漢方薬によるパニック障害対策においても、以上の発作を誘発する要因を消していく、ということを意識するようにしています。漢方療法をお望みの方はぜひみやわき健康薬局までご相談くださいませ。
ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。
TEL 0299-82-6897
(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ)
LINE 「takashi6897」でID検索してメッセージ下さい
Comments