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みやわき健康薬局  宮脇 崇

漢方で改善できる!「生理痛」の原因と改善法

こんばんは^^今日は暑くもなく寒くもなくほ~んと過ごしやすい一日となりました。ずっとこんな陽気だったらいいのにね。



さて、今回は「漢方で改善できる!「生理痛」の原因と改善法」という内容で進めていきたいと思います。


私は男なので分かりませんが、生理痛って辛そうですよね。ずっとお腹が痛い…と想像しただけでもブルーな気分になります。


そんなつらそうな生理痛ですが、痛みが出るのにはちゃんと理由があります。その理由を改善することによって、生理痛はもちろん、体のバランスも整えることができるので健康にもつながるので、ぜひ漢方の知恵による改善法をご利用くださいませ。




生理痛の原因は5つの原因で引き起こされる


✅生理痛の原因

  1. 食べ過ぎ+飲みすぎ

  2. 水分代謝の低下

  3. ストレス

  4. 冷え

  5. 血流の悪化

順に説明していきます。


①食べ過ぎ+飲みすぎ

飲みすぎ食べ過ぎがあると脂質や糖質、及びエネルギーが過剰になること、血液が濃くなること、体内に熱が生じやすくなることなどによって各所に炎症が生じやすくなったり、血流が悪くなるor活発になりすぎる、内膜が厚くなりすぎることなどが生じて生理痛を引き起こします。


症状は肥満、舌の苔が厚い、慢性的な吐き気、べっとりと粘着性が高い便、悪臭のあるおりもの、陰部の痒みなどがあります。


改善法は飲食の節制及び運動の習慣をつけること。漢方では竜胆瀉肝湯やインチン五苓散が適応になります。



②水分代謝の低下

水分の摂りすぎやたんぱく質の摂取不足、筋力の低下、過労などによって血管から水分が漏れ出して下半身及び子宮周辺に停滞してしまうと、それが血流を圧迫して生理痛となって現れます。


症状は舌、下半身、手足のむくみ、下半身が火照る又は冷える、おりものが多い、湿疹が出やすい、色白で肌が弱い、胃腸があまり強くないなどがあります。


改善法は水分の摂取を控えめにすること、たんぱく質が不足していれば摂取量を増やすこと、下半身の筋力を鍛えること、体を冷やさないこと、貧血があれば改善することなどになります。漢方薬は五苓散、田七人参などが主となります。



③ストレス

最も多い原因になります。ストレスがあると血管が収縮しやすくなること、筋肉が収縮して子宮を圧迫すること、月経時の子宮の収縮が強くなること、血液中に脂質や糖質が増えて全身の炎症反応を強くすることなどが生理痛を引き起こします。


症状はイライラや不安感が強い、みぞおち付近が痛む、月経前に頭痛やイライラが出る、月経日数や月経血量が一定しない、月経1~2日目に痛むなどがあります。


改善法は神経の昂りを抑えること。努めてリラックスするようにしましょう。漢方では逍遥散や抑肝散加陳皮半夏、桂枝加竜骨牡蛎湯などが主となります。



④冷え

冷えはストレス同様に心身を緊張させます。緊張すると血管や筋肉が緊張するので子宮が圧迫されて月経痛が引き起こされます。


症状は全身の強い冷え、鼻水やくしゃみ、しもやけ、月経時に下腹部の冷えと激しい痛み、経血の色が暗い、舌が青紫色、口が常に湿っているなどの特徴があります。


改善は衣服などで体を温めること。温かい食事を摂ること。エネルギーをしっかり摂ることです。漢方では五積散や婦宝当帰膠、桂枝加芍薬湯などが主となります。



⑤血流の悪化

✅血流悪化の原因

  • 血液の質が悪い

  • 貧血で血液が少ない

  • 元気の低下で血液の推動力が低下

  • 脱水

  • ストレス

血液の流れが悪い原因は多岐に渡ります。腎臓が悪かったり、高カロリーな食べ物ばかり食べていたりすると血液が汚れて血流障害が引き起こされます。


貧血があると、血液自体が少なくなるので流れが悪くなり、結果、全身の血流が悪くなります。


心臓の機能低下及び全身の筋力低下、脳の活性低下、内分泌系の機能低下などがあると血液の推動力が低下します。その結果、流れが悪くなります。


脱水は多汗や肝機能の低下、糖尿病などで引き起こされます。血液中の水分量が少ないので血液がドロドロになります。


ストレスは先ほど説明しましたが、主に血管の収縮や筋肉の収縮によって血流が阻害されます。


・血液の質が悪い→食事の節制:漢方薬→冠元顆粒など

・貧血→貧血の原因の改善:漢方薬→婦宝当帰膠など

・元気の低下→休養と活性のバランス:漢方→補中益気湯など

・脱水→水分やたんぱく質の適切な摂取、肝機能の向上:漢方→人参製剤、地黄製剤

・ストレス:③を参照




これら改善法を行うことによって、生理痛だけではなく全身の健康状態も改善することができます。単にロキソニンなどの痛み止めだけで改善するのではなく、体のバランスを改善することで生理痛も治せますし、バランス悪化による大病リスクも排除することができます。ぜひ漢方医学をご利用くださいませ。



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