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漢方薬でのダイエットが難しすぎる理由

  • みやわき健康薬局  宮脇 崇
  • 1月17日
  • 読了時間: 6分

更新日:1月18日

こんばんは^^今日はとってもいい天気になりましたね。日中の日差し満点なので気温が低くても着込めば気持ちよく過ごせますが、夜になると風の強さも相まって危険な寒さとなります。寒さはこれからが本番なので心身を冷やさないようにご注意くださいませ。



さて、今回のブログの内容は「漢方薬でのダイエットが難しすぎる理由」になります。


皆さんどのような方法にてダイエットをしていますか?

漢方薬を使っているという方は効果がありましたか?


今回は漢方薬によるダイエット方法の難しさについてご説明します。





漢方薬によるダイエットが難しい理由は「不健康な状態にならないと痩せない」から


これは皆にいえることではありませんが、基本的に人は健康であれば「しっかりと食事をすることができる」ために、食事量を減らさない限り、劇的に痩せることはできません。


漢方薬は基本的に不快症状を治し、健康状態を改善するためのものなので、使うことによって心身のバランスが整い健康状態が良好になります。よって、胃腸の状態は良好になり、また全身の健康状態が向上するので「食事がしっかりと摂れる状態」になります。


なので、適切に使っている限りは「本人の食事や飲み物の質や量」に依存しているということとなり、劇的に痩せるという状況に持ち込むのは難しくなります。



実際に私が20年以上に渡りダイエット相談に乗ってきた結果ですが、普段の生活を変えずに漢方薬だけを「健康状態を改善する目標にて服用している(代謝を向上させる、水分代謝を改善する、胃熱を抑制する、ストレスを軽減させる、お通じや尿の出を改善するなど)」場合に限ると、例えば半年で10キロやせるなどの効果を得ることは絶対にできませんでした。


痩せるという効果を得るためには「食事量を減らす」「食事の質を変える(野菜や海藻を多くするなど)」「運動量を増やす」「飲酒量を減らす」「甘いジュース類やおやつ、寝る前の飲食を節制する」などの【生活を変える】ことをしなくてはなりません(漢方薬と併用しなくてはなりません)。


また、漢方薬では大黄を使って下痢をさせ続ける、胃を石膏やオウゴン、黄連などで冷却させて食欲をそぎ落とす、麻黄を大量に使って交感神経を刺激しまくる、利水剤を大量に用いて体から強引に水分を抜くなどの「不健康な状態にさせて痩せる方向にもっていく」という禁断過ぎる方法を用いる必要があります(実際に我々は不健康な方向に向けてしまう漢方薬は出せません。理由は健康状態を悪化させることは病気にさせてしまうリスクが増すからです)。




漢方薬は太る原因を穏やかに改善する+肥満によるリスク回避に用いるのが正しい


漢方薬をダイエットに利用する場合には

  1. 食事療法や運動療法などの改善法も併用する

  2. 太る原因を改善して少しずつ体重を落としていく(すぐに効果はでない)

  3. 肥満によるリスク回避(心身のバランス改善)で用いていく

という方法がおすすめです。


①食事療法や運動療法などの改善法も併用する

漢方薬だけで痩せるのではなく、食べ過ぎ飲みすぎがあるのであらば食事の量や間食の量を減らす、ジュース類や飲酒量を減らす、食事の内容を見直す(脂質や糖質を減らし、野菜や海藻を増やす)、睡眠不足があれば改善する、運動不足や筋肉量の不足があれば運動する時間を増やすなどの生活習慣の改善も並行して行うようにします。これをやらずして漢方薬だけで痩せようとしても、納得のいく効果を得ることは難しいといえます。


※飲食の量だけが原因の場合は、痩せる目的に漢方薬を用いる必要性は感じません。口から入るものの量を減らすことや運動によって代謝を向上させることで体重を落とすことができます。とはいえ、原因が飲食の量だけかの判断は一般の方では難しいと思います。わからない方は漢方の専門家にご相談ください。



②太る原因を改善して少しずつ体重を落としていく(すぐに効果はでない)

ストレスによってやけ食いしてしまう、代謝が低下していて痩せにくい、水分代謝が悪く痩せにくい、睡眠の質が悪くどうしても食欲が増してしまう、貧血や更年期による代謝の低下がある、出産や病気による代謝の低下があるなどの「理由」がある場合には、その理由を漢方及び西洋医学(適材適所に)にて改善しながら痩せやすい心身に変えながら、少しずつ「健康的に」体重を落としていくようにします。体重の落ちるペースは原因や体質、年齢、性別によって異なります。



③肥満によるリスク回避(心身のバランス改善)で用いていく

肥満があると、脂質過多による血流障害、脂肪肝、便秘、下痢、血糖値の異常、むくみ、めまい、口臭、体臭、肌荒れ、冷え又は火照り、関節痛、水虫、睡眠障害、不妊症や月経不順、動悸などの不快症状が生じることがあります(すべての人のリスクが増すということではありません)ので、これら不快症状や疾病のリスク回避として各種漢方薬を用いるという方法があります。




以上になりますが、実際には漢方薬だけでスムーズに痩せていく方もいらっしゃいますし、何をしても全く痩せないという方もいらっしゃいます。この辺は個人差がかなりあるので、一概に「漢方薬だけではダイエットは成功しない」という意味ではありません。また、当然ですが「漢方薬を飲めば誰でも痩せることができる」というのも間違いです。


健康な人であれば、多くの場合は「暴飲暴食」や「継続的に少しずつ食べすぎている」、さらに「代謝に対して食べる量が多い(適切と思われる量だけど、加齢や筋肉量の不足、運動不足によって摂取カロリーが上回っている)」という「摂取カロリー量が多くなっている(又は代謝の低下)」のが原因です。


なので、食べなきゃいいのですが、現代において「食べるな」は拷問に近い言葉です。

目の前に美味しいものが用意されているのに、それを食べることができないというのは辛すぎますよね。よって、日々自我を抑制するという難しさが付きまといます。


実際どうしていいか私自身答えはでませんが(食べるという行為は本能でもあるので)、大事なのはバランスをとることだと思います。美味しいものを健康の範囲内でいただくこと、そして頭を使って考え、これ以上食べると健康状態が損なわれるから我慢しよう、と「欲望を調整する」ことをバランスよくやっていくことなのではないでしょうか。


我々には知恵と意志があります。

知恵と意志を使うこと、そして太る原因がある場合には医療の力を少し借りてみるという感じですね。






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