こんばんは^^いや~世の中コロナ一色。国家及び世界の危機なので当たり前のことですが、何となく平和ボケが抜けきらない自分がいます。
さて、「漢方薬の供給停止は起きるのか?」ということですが、まずはこのニュースをご覧ください。
パニックを扇動する訳ではないですが、すでに食料生産国が輸出をストップする動きが出始めています。日本の食品自給率は37%程度、輸出ができないとなると完全に食料が不足してしまうということが分かります。
しかし、備蓄してある食料が豊富にありますので、すぐにどうこうという状況には陥ることはないと思われます。欧米ではすでにピークアウトの様相を見せており、この状況と食料の備蓄、生産国の懐具合などを考えると「考えすぎなのかな」と思います。
では漢方薬はどうなのか?
どちらかというとこちらの方が深刻だと思います。何故かというと、生産国の中国に住んでいる方々が裕福となり、漢方薬の需要が増加しているから。更に今回のコロナ騒動で更にその需要が増しているからです。
すでに貴重な生薬である牛黄などは「30%」も価格が高騰しており、その他の生薬も追随していくような雰囲気を見せています。
更に、今のマスクの状況を見ていても、今後、中国が生薬を独り占めして外に出さなくなる可能性もあると考えられます。これは中国に限らずですが、先ほどの食料生産国然り、自国の需要が増えれば外に出さないというのが普通です。よって漢方薬が今後入ってこなくなることも十分に考えられます。
杞憂であることを願う
これは私の考えすぎであることを祈ります。がしかし、漢方生薬の不足、そして価格の高騰は今に始まったことではなく、5年ほど前からジリジリと始まっていたというのが現状です。そしてこのコロナショックにより、よりその勢いが増すというのは間違いありません。よって、供給停止に至ることはないまでも、確実に「価格は上がる」ことになると思います。
そうなった時に、日本において需要と供給のバランスは維持されるのか?というのが懸念されます。
新型コロナ騒動がいつまで続くか分かりませんが、今ピタリと終わったとしても経済への打撃は計り知れません。また精神的なショックも残り続けます。当然、消費行動も鈍るのでモノが売れなくなるでしょう。漢方薬も然りなので、そこに価格上昇が重なればどうなるか容易に判断できるようになります。
もちろん、健康意識が向上して販売が好調になることも想像できますが、実際には全体的にボリュームが下がるので売り上げ自体は落ちると思っています。
食料や経済などもそうですが、漢方薬も中国依存を少しずつ改善していかないといけない時期に差し掛かっているのかもしれません。
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