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みやわき健康薬局  宮脇 崇

無理は危険!夏は心(心臓や脳)が酷使される季節。心を労わって

こんばんは^^朝から夏休みの暑さ!という感じとなりました鹿嶋市です。体感的にはここまで夏っぽい日は今季初めてなのでは?と思いました。



さて、今回は「無理は危険!夏は心(心臓や脳)が酷使される季節。心を労わって」という内容でブログを書いていこうと思います。


暑いと負担を受ける内臓の部位があります。

それは漢方でいう「心」。他の臓器も負担を受けるのですが、特に心への負担が大きくなります。


夏になると動悸がする、不整脈がするということはありませんか?

漢方の世界では、夏の暑さで心に負担がかかると、心臓疾患と精神疾患が起こりやすくなると考えられています。




夏は様々な要因にて心(心臓と脳)に負担がかかる

✅夏に心(心臓と脳)に負担が掛かる理由

  • 頭蓋骨が熱の逃げ場がなく脳には熱がこもりやすく疲労しやすい+自律神経が乱れやすい

  • 体の熱を逃がそうと血管が拡張するので、血液を循環させる心臓の負担が増える

  • 汗で血液中の水分が失われ、血液がドロドロになり血液の流動性が低下→心臓の負担が増える

  • 暑さによって熱がこもると、心筋が興奮して拍動が増える→心臓が疲れやすくなる

  • 汗の量が多くなる→汗と一緒にエネルギーやミネラルが失われる→体全体が疲れる+心臓の疲れ

  • 暑い外気と冷房の効いた室内との行き来によって自律神経が乱れる

  • 暑さや汗による不快刺激→交感神経刺激→脳と心臓の負担増

  • 冷たいものの摂りすぎ→胃腸の弱り→全身の栄養状態、水分代謝の低下


まとめると

  • 熱による脳疲労、心筋の興奮

  • 多汗による血液の流動性低下

  • 多汗や暑さによる心身の疲れ+イライラによる消耗

  • 血管拡張による頭部の血流低下

  • 寒暖差による自律神経の疲弊

  • 冷たいものの摂りすぎによる胃腸の機能低下→全身の栄養状態悪化

などが原因となり心臓や脳に悪影響を与えます。




✅以上が要因で夏に多く出る不快症状や病気

  • 動悸息切れ

  • めまい

  • 熱中症

  • 食欲不振→心身がだるい

  • 脳及び心身の疲労→夏バテ

  • 胸が重い

  • 頭痛

  • 不眠

  • 狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患

  • 不整脈




心(脳及び心臓)の負担を軽減させるには


✅心を負担を軽減させるには

  • 夏野菜やフルーツを摂る:夏野菜やフルーツ(甘酸っぱいものが〇)には体を潤し、熱を冷ます働きがあります

  • 苦味を摂る:体内の熱を冷ます食べ物の代表選手が「苦み」の食材です(ゴーヤ、緑茶、レタス、セロリ)

  • 水分摂取はこまめに、そして常温で:脱水予防。冷やすと胃腸の機能が低下して水分の吸収が悪くなるので注意

  • 食事はバランスを意識する:そうめんだけなどは✖。たんぱく質や野菜、果物、海藻、キノコなどをバランスよく

  • イライラすることなく過ごす:イライラは余計な熱を生みます

  • 適度に汗をかく:いい汗をかくことで心身を冷却できるようになります。またエネルギーが漏れ出るのを防ぐことができます

  • 汗のかきすぎには注意する:汗をかくと体力が消耗します

  • 過度に日焼けには注意する:日焼けは熱をもたらし夜間熱中症を引き起こします

  • 炎天下の暑いところに長時間いないように気をつける:帽子や日傘で直射日光を遮る

  • 昼寝をする:心臓と脳の疲れを改善します

  • 睡眠はしっかりたっぷり

  • 暴飲暴食及び深酒はしない

  • 適度な日光浴でビタミンDの合成をしっかり:ビタミンDの血中濃度と心臓疾患には相関関係があります

  • 火照る時は頸動脈、腋の下、足の付け根、手のひら、足の裏を冷やす


その他、麦味参顆粒や牛黄、釣藤散、酸棗仁湯、シベリア霊芝、五苓散、柴胡桂枝湯、補中益気湯などの漢方薬も夏の体調改善としてよく使われています。夏の体調不良が改善しない…夏になると不調になる…という方はぜひ漢方療法をお試しください。相談だけでも結構なのでぜひみやわき健康薬局まで。


今回は以上になります。よい週末を^^


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