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みやわき健康薬局  宮脇 崇

生活習慣を完璧に正しているのに調子が悪い…どうしたらいいの?

更新日:2021年9月1日

こんばんは^^朝から「ザ・日本の夏」という感じで蒸し暑さマックスとなっているここ鹿嶋地方です。明日も今日と同じくらい暑くなるようなのでご注意くださいませ。



さて、今日は「生活習慣を完璧に正しているのに調子が悪い…どうしたらいいの?」という意お題で進めていこうと思います。


普段より私は

  • 調子が悪いのは体のバランスが乱れているから

  • バランスが乱れるのは生活習慣の乱れが原因

  • よくない生活習慣を初期に改善すると不快症状や病気の芽を摘み取ることができる

と、お客様に進言させていただいてます。

要するに、生活習慣を完璧にして心身のバランスが整っていれば不快症状や病気になることはない、と言っています。


しかし、生活習慣を完璧にしてストレス対策も万全なのに調子が悪くなることもありますし、病気になることもあります。このような場合はどうすればいいのでしょうか?




答え「足らない場合は補う」

生活習慣の乱れによって出る不快症状の多くは、漢方でいう実証といって「原因ありきの症状」が多くなります(実証以外もあります)。


例を挙げると

  • 食べ過ぎ→高血圧、糖尿病、脂質異常症、血流障害など

  • 偏食→貧血、冷え性、活力低下、肥満、性力低下など

  • ストレス→情緒不安定、睡眠障害、動悸、糖尿病など

  • 睡眠不足→痴呆、高血圧、イライラ、過労、パフォーマンス低下など

  • 喫煙→高血圧、がん、息切れ、咳痰の増加など

  • 運動不足→筋力低下、関節痛、やる気が出ない、肥満

などがあります。これらは余計なものの摂取や神経の昂り、あるいは十分な休憩が得られないことが原因となり不快症状や病気が発症します。なので、原因を改善することで症状を抑えることができます。


では、品行方正で品評会に出せそうな完璧な生活習慣を送っていれば心身の不快症状は出ないのでしょうか。答えはNOです。もちろん、先ほど挙げた実証の発生は抑えることができるので、不快症状及び病気のリスクは下げることができます。ですが、すべての人が永遠に万全な健康を維持できるということではありません。


その理由の一つに「虚」があります。

  • 長年労働で無理をしたので心身が疲れている→今は品行方正にしているけど疲れが取れない=長年の無理で心身の機能が低下しているのでバランスを崩しやすい

  • 先天的な虚弱体質→生まれつき心身が弱いので普通の生活でも体力が低下しやすい

  • 老化→老化によって体力が低下すると不快症状や病が出やすくなる

  • 病気→風邪などの感染症や各種慢性症によって心身が弱る

以上のように、特に原因がなくても不快症状や病気が出ることがあります。またこれら以外にも、病気によっては生活習慣の乱れではなく、普通に生きているだけで発症するものもあるので全て原因や虚で発症するとは限りません。また、自分はあっていると思っていても、正しくない生活を送っていたり、自分の体質に合っていない生活を送っているという場合もあるので、それらを含め原因を探っていく必要があります。


(品行方正な生活習慣にこだわりすぎ、それがストレスになり不快症状が出る場合もあるので注意しましょう。完璧な状態が続くことはまずありません。ちょっとした不調は誰にでもあると気楽に生きるのも好調を維持する秘訣です。)



これらを前提として、虚がある場合には補うことが改善法になります。


【気虚】

脳の活性、体の細胞の元気、心身や内臓、筋肉の強さなどの機能低下

症状→疲れやすい、食欲不振、元気がない、むくみ、めまい

対策→適度な運動、十分な休息、適切な栄養 漢方「補中益気湯など」


【血虚】

エネルギー不足、栄養バランスの悪化、貧血、水分不足、アルブミン不足

症状→顔色が悪い、めまい、集中できない、月経不順、爪や髪が脆い

対策→栄養をしっかり摂る、過労の改善、睡眠時間の確保 漢方「婦宝当帰膠」


【腎虚】

内分泌系、泌尿器系、免疫、脳などの機能低下

症状→尿漏れ、精力減退、痴呆、脱毛、関節痛、視力聴力低下、うつ

対策→冷やさない、無理しない、たんぱく質の摂取 漢方「八味地黄丸」


以上、生活習慣に問題がなくても「虚」という心身の弱りによっても不快症状や病気が発症することもあります。この場合には虚を補う生活習慣や漢方薬を用いることによって改善することができるのでぜひご利用くださいませ。


虚がある場合には生活習慣の乱れは原因にならないので改善する必要ない?と思われる方もいらっしゃると思うので補足します。心身が弱っている虚がある方の場合には、普通の方よりも生活習慣の乱れによる悪影響が強く出ます。なので、生活習慣はなるべく乱れないようにした方がいいです。


【よくみられる生活習慣の乱れ】

  • 寝不足

  • 過労

  • 過食

  • 甘いものの摂りすぎ

  • ストレス

  • 肉食過多

  • 食物繊維の摂取不足

  • 味が濃い食事

  • 早食い

  • バランスの悪い食事

  • 加工食品の過剰摂取

  • 夜食、寝る前の食事

  • アルコールの過飲

  • 喫煙

  • 身体を冷やす

  • 運動不足

  • 座りすぎ

  • 孤独(会話がない)

  • 日光浴不足

  • 夜型の生活

  • 口内及び腸内が不潔

  • 全身が不潔

  • 極端に熱い、冷たい飲み物が好き

  • 水分を摂らない又は摂りすぎ

これらをなるべく減らすようにしてリスクを減らした上で、その人に生じている虚を補うことで不快症状及び病気の改善、予防を行うことができます。ぜひ参考にしてくださいませ。


お悩みの方はぜひみやわきまでご相談を。





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