男女の寿命差にも影響!ストレスが寿命を縮める科学的な理由
- みやわき健康薬局 宮脇 崇
- 2024年10月4日
- 読了時間: 6分
こんばんは^^今日は最高気温が30℃と暑い一日になりました。季節の変わり目はこのように気温が乱高下しますので、その都度、うまく衣類や寝具を調節することがこの時期の養生になります。
さて本日のブログは「男女の寿命差にも影響!ストレスが寿命を縮める科学的な理由」という内容となります。ぜひ最後までお読みくださいませ。
皆さん長生きしたいですか?
私は今50歳なのですが、元気で動けるのならばずっと生きていたいと思っています。
今回は男女の寿命差にも影響を及ぼしている「ストレスが寿命を縮める科学的な理由」についてご説明しますね。
男女比でみると、昔も今も女性の方が寿命が長い

厚生労働省の「簡易生命表(令和5年)」によると、2023(令和5)年の日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳で女性の方が6歳以上長生きという結果がでています。
また、日本だけではなく世界的にも同様の結果がみられ、先進国では女性の平均寿命は、男性よりも5~7年長いという結果がでています。さらに医療の発展していないアフリカ諸国などの途上国でも平均寿命は女性の方が2~5年長くなっています。
女性の長寿命は現代だけではなく、明治時代にも男性42.8歳、女性44.3歳と昔からその傾向がみられていたようです。
女性が長生きの理由とは
以下、保険指導リソースガイドというサイトを参考に長生きの理由をまとめました。
①女性ホルモンが動脈硬化を抑える
女性ホルモンには動脈硬化を予防するという効果があるので、動脈硬化が原因の病気を減らすことができます。先進国で50歳未満の男性の死因は心筋梗塞などの心血管疾患が多いのですが、女性はかなり少ないということが分かっています。
②アディポネクチン
脂肪細胞から分泌される「アディポネクチン」というホルモンには、動脈硬化を抑える作用があり、長寿の女性ではこの数値が高いことがわかっています。長寿の女性で多い理由は分かっていませんが、内臓脂肪が多い人は少なくなるという関連性があることから、内臓脂肪が増えるストレスが少ない人はアディポネクチンが多いと関連付けることができます。
③女性の方が思慮深い
男性ホルモンには「衝動的な行動を引き起こす」という性質があります。例えばカッとなりあおり運転をするのはほぼ男性です。この衝動的な行動が不慮の事故を引き起こす確率を高めてしまい寿命を縮めてしまいます。
④基礎代謝量が少ない
マウスやサルなどの動物実験では、基礎代謝量が少ない個体の方が長生きする傾向が示されていますが、これは人間も同様であり、筋肉量が少ない女性の方が基礎代謝量が少ないので長生きできるということになります。
⑤孤独になりにくい
男性は友人や近所の方との関係性が希薄で日常的に付き合いをしていない方が多く、女性は逆でまめにコミュニケーションをとっているので孤独になりにくいという傾向があります。友人や家族、隣人、同僚に恵まれた高齢者は、孤独な高齢者に比べ、長生きできる可能性が1.5倍も高いという研究結果が出ていることから、孤独は寿命を縮めるリスクになると考えられています。
⑥女性は健康を気にする
男性より女性の方が医療機関を受診する頻度が高いという統計があります。また、食べ物や飲み物に気を配る、飲酒や喫煙の摂取が少ないという傾向があります。漢方薬局に相談にお越しになるお客さまの比率も圧倒的に(8対2くらい)女性の方が多いです。このように健康に気を配ることが寿命に影響しています。
以上を総合して考えると「ストレス」が長寿命の大敵だということがわかる

まず①の女性ホルモンが動脈硬化を予防するという項目。強いストレスを受けると、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌を命令する「視床下部」の働きが影響を受けて月経不順や過多月経、過少月経を引き起こします。また女性ホルモン自体の分泌量も低下させてしまいます。よってストレスを受け続けていると、動脈硬化を予防するというメリットが半減してしまいます。
次に②のアディポネクチンですが、京都医療センター臨床研究センターより、ポジティブな心理状況の時の方がアディポネクチンの活性が高まるという発表がなされています。また、内臓脂肪はストレスによってつきやすくなることが示唆されていますが、内臓脂肪はアディポネクチンの分泌を低下させます。以上によりストレスはよくないという結論になります。
③の思慮深く衝動的な行動についても、ストレス状態にある時は脳が興奮して神経質になっていることから、ちょっとしたストレスによって衝動的行動をとりやすくなるので、常にイライラしている方は寿命を短くさせるリスクが高くなると結論になります。
④の基礎代謝量ですが、慢性的なストレスがかかっていると基礎代謝量は低下しますが、ちょっとイライラしているような状態だと逆に高くなります。即ち、イライラ、カリカリした状態が続くのはよくない、ということになります。
⑤と⑥は関係なさそうですが、ストレスを感じている人は「人に対して疲れている」ことや「人を寄せ付けない」傾向が高く、よって人間関係に対してもあまり良好ではないことが多いことや、健康状態も心理状態悪化によってよくない方向に進むことから(健康状態に気を使っても体調が悪化しやすい)、必然的に寿命に対してよくない方に影響するということになります。
実際にエディンバラ大学の調査研究によると、うつ病や不安症を抱えている人ほど、がん、心臓病、脳卒中を発症しやすく寿命が短くなることが明らかとなったという結果が出ています。
ストレスはコルチゾールというホルモンの分泌を促しますが、一時的には心身を強くしてくれる一方で、長期的には免疫低下、高血圧、肥満、腎機能低下などを引き起こすので心身の状態を悪化させます。
米国の調査では40歳未満で高ストレス群の人のがん死亡リスクは高く、低ストレス群の1.8倍という結果も出ています。
以上、分かっていたことですが、このようにストレスは心身を確実に蝕む要因となりますので、上手にストレスを回避して楽しい人生を歩んでいくことを意識してみてください。とはいえ、人生を楽しむためには働くことが必須です。なのでストレスをまるっきり避けることは難しいです。逆に人間は孤独を嫌うので「社会という集団に帰属していること、役に立っていることによってよろこびを得てリラックスできる」という習性があることから、働く、誰かの役に立つことがストレス回避に役立つという側面もあります。これらを踏まえながら「人生は楽しむためにある」と考えてバランスをとりながら生活していくことが大事になりますね。
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