こんばんは^^午後からビックリするほどの大雨が降ってきたここ鹿嶋市です。明日の最高気温は20℃。急に寒くなりますのでお気をつけください。
さて、今回は「症状が緩和されないのに4年間漢方薬を変えないのは正義なのか?」というお題でおすすめしていきたいと思います。
皆さん漢方薬を服用されたことありますか?
そしてその漢方薬をどのくらい継続していますか?
もし漢方薬を長期に渡り服用しているのに「効果を感じることができない」場合どうしますか?
「漢方薬は効果を発揮するまで時間がかかる」という言葉の意味
よく「漢方薬は長く飲まないと効かない」「漢方薬は効果を発揮するまで時間がかかる」などの言葉を聞きます。
この言葉は本当なのでしょうか?
実際には本当の部分もありますし、嘘の部分もあります。
嘘の部分としては、風邪や急な腹痛、急に襲ってくる片頭痛、足のつりなどの時に適応となる漢方薬があります。もし、長く飲まなければ効かないのであれば、誰もこのような時に漢方薬は利用しません。しかし、実際には多用され効果を発揮しています。
これは「すぐに効く」ということを意味しています。なので嘘となります。
一方で長期に及ぶうつ病で心身共に消耗している場合や、血液や性ホルモンが足りないが故に妊娠することができない場合など、「すぐに増やせない場合」「すぐに機能が改善しない場合」などは、飲んですぐに治るということにはならないので、長期に渡る体質改善が必要になるので「本当」となります。
しかし、この言葉が「足かせ」になることもある
「漢方薬は長く飲まなければ効かない」この言葉は半分合っていますが、治療の妨げになってしまうこともあります。なぜかというと半分しかあっていないからです。
要するに、すぐに効果を発揮しなければならない場合、もしくは数か月で少なからず何かしらの良好な効果を出さなければならない場合でも、「長く飲まなければ効かない」という言葉を信じているが故に、処方が合っていないにもかかわらず飲み続けてしまうというデメリットが生じます。
もしかしたら後々効いてくれるかも。という淡い期待はありますが、全く違う処方によって効いていない、この先服用を続けても効かない可能性もあります。
効く効かないの範囲は個人差があるという問題も
薬が効くというと、完全によくなるという状態を想像する人が多いと思います。なので、実際に効果を発揮していても、完全によくなっていないので効いていないと捉える人もいます。
一方で、少し改善してくれているので「治ってきている」「改善し始めている」と肯定的に捉える人もいます。
また、「2割ほど改善している」「8割5分治っている」など、詳細に治癒率をリサーチしている人もいます。
このように可視化できないので、捉え方の違いや感じ方の個人差などによって「効く」「効かない」が変わってくることも事態を複雑化させています。
では4年間効果を全く感じないのは正義なのか?(漢方では当たり前なのか?)
結論から申し上げます。「4年もの間、全く効果を感じない」というのであれば、処方を変えるべきだと思います。もちろん疾患や不快症状にもよりますが、4年も飲めば何かしらの変化を感じるのが当たり前だと思います。
しかし、少しずつ変化が出ている場合には「変化に気が付かない」ということもあります。毎日顔をみていたら老けていることに気が付きませんが、久しぶりに会った人が見るとめちゃくちゃ老けているということがありますよね。なので、その辺を含めて本当に変化していないのかの検証は必要になります。
更に、先ほど申し上げた通り、効くと感じることに対しては個人差があるので、何をもって効果を感じているのかが「あやふやである」ことも考えなければなりません。
何ともあやふやな答えとなりましたが、症状の改善目的で漢方を使用するならば、4年間も症状が変化しない場合には処方を変えてみる、選んでくれる人を変えてみることをおすすめします。一方で、病気の予防や体調維持の目的で服用される場合には、特に症状云々ではないので、体質に合っていれば服用を続けてもよろしいと思います。
今日はこの辺で終わりにします。
よい週末を。
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