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みやわき健康薬局  宮脇 崇

目の乾きが気になる方におすすめの「枸杞子」について

こんばんは^^朝からさわやかなお天気に包まれました鹿嶋市です。ゴールデンウイークも晴れてくれて本当によかったですよね。


さて、休み明けでボケボケな私ですが、一生懸命ブログを書いていこうと思います。今回のお題は【目の乾きが気になる方におすすめの「枸杞子」について】になります。


皆さん枸杞子って知ってますか?

↓こちらの写真が枸杞子になります。




写真を見たらますます分からなくなった…という方がいらっしゃると思います。


ではこちらの写真を



これでお分かりですよね^^

枸杞子は杏仁豆腐に乗っかっている赤い実です。


ここまでご説明しても、杏仁豆腐自体あまり食べない人は分かりませんよね。漢方薬では比較的スタンダードであり、更に中国では普通に普段より口にされているメジャーな食材ですが、日本ではあまり使われていないので知らない人も多いかと思います。


今回はこの枸杞子の素晴らしい生薬としての役者っぷりをご紹介しますね。




枸杞子は補血剤


枸杞子は漢方薬の中では「補血剤」に分類されます。補血剤は養血薬とも呼ばれ、血の虚を治す薬物です。血の虚とは現代でいう貧血を始め、血が部分的に足らない状態又は機能していない状態を指します。部分的に足らないとは、例えば体全体の血液量は足りているものの、頭部の血液が不足していると、頭がくらくらしてめまいがします。この状態も漢方では血虚といいます。



枸杞子の味は甘く、性は平性(温めも冷やしもしない)、体内に入り作用する場所は肝と腎になります。


漢方による効能は「肝と腎を補う・目の見え方を改善する」です。


よく分からないと思うので分かりやすく説明しますね。


肝というのは肝臓という理解でいいと思います。肝を補うとは肝血といって肝臓が貯蔵している各種栄養素を補うという意味になります。肝臓にはグリコーゲンやトリグリセライド(中性脂肪)のほか、腸から吸収されたビタミンの一部(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB12など)、さらに鉄などが貯蔵されています。


また、これ以外にも自律神経系・末梢循環・運動神経系・内分泌系なども栄養しているという役割があるので、これらの弱りなども肝血不足と捉えます。


肝を補うとはこれらの不足を補うという意味になります。



腎を補うとは内分泌系や性ホルモン、精液、免疫、中枢神経(脳)、骨の成長維持などを補うという意味になります。


目の見え方を改善するという意味は目にいいとされる栄養素を豊富に含んでいるという意味です。目の健康維持にはは抗酸化物質と栄養素、血液の良好な流れが最も大事になります。枸杞子にはこれらすべてを満たす栄養素が含まれています。


以上で分かる通り、枸杞子には心身を栄養する成分が潤沢に含まれているということになります。特に血液と精を増やす栄養素及び目の健康維持に役立つ栄養を多く含みます。




枸杞子に含有されている栄養素

※可食部100gあたり

タンパク質:12.3g

炭水化物:75.3g

食物繊維:13g

カリウム:1400mg

カルシウム:47㎎

マグネシウム:77㎎

リン:180㎎

鉄:4㎎

亜鉛:1.2㎎

銅:0.6㎎

マンガン:0.7㎎

βカロテン:800μg

レチノール活性当量:250μg

α-トコフェロール:5.7mg

γ-トコフェロール:0.8mg

ビタミンB1:0.28mg

ビタミンB2:0.4mg

ナイアシン:0.32mg

葉酸:99μg

パントテン酸:0.71㎎

ビタミンC:9㎎



成分的に見た枸杞子の特筆すべき点

  1. ミネラルの含有量が多い:カリウム・鉄・マンガン・銅・亜鉛・マグネシウムは、ドライフルーツの中でもトップクラス。

  2. 目にいいレチノールが多い:ビタミンAやβカロテンには、目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強める働きがあります。クコの実はビタミンAやβカロテンが豊富に含まれています。

  3. 抗酸化物質が豊富:活性酸素の働きを抑えて細胞の酸化を防ぐビタミンEやC、A、ゼアキサンチンが豊富に含まれています。赤血球や免疫細胞の寿命を延ばします。

  4. ベタインというアミノ酸が豊富(成分には記載されていません):肝臓への脂肪沈着を抑え脂肪肝を予防する働きや、小腸から糖が吸収されるのを防いで血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。コレステロール値の上昇を抑制する働きもあります。

  5. ビタミンB群が豊富:ビタミンB群には様々な働きがありますが、主にエネルギー代謝・産生に関わることが多いです。そのためクコの実は滋養強壮剤として使われています。

何となくこの成分を見ても枸杞子が精血及び肝と腎を補うという意味が分かりますよね。



✅どのような方に摂って頂きたいか

  • 老化によって目が乾きやすくなっている方

  • 貧血気味の方

  • 足腰が弱々しく、痛みががある方

  • 性的パフォーマンスが低下している方

  • 加齢やストレス、体質虚弱によるめまい、視力不良などがある方

  • コレステロールや血糖値に問題がある方(ストレスで上がりやすい方)

  • 肌が乾燥しやすい方

  • 頻尿+喉が渇く方

  • 緊張しやすい方

薬性が平性(温めも冷やしもしない)で胃腸にもあまり持たれないという特徴があるので、どなたにも比較的安全にご利用いただける生薬となっています。


長期的なストレスや老化による心身の消耗を改善したい…という方はぜひご利用くださいませ。


当店では一味違う枸杞子を取り扱っております。ぜひご相談くださいませ。





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