こんばんは^^先週末は春のように暖かかったものの、今週は真冬の寒さ。しかも強風が吹き荒れているので寒い、寒い…。そろそろ「季節の変わり目ゾーン」に入ってくるので、今回のような気温差に注意しましょう。
さて、今回は「花粉症の人は風邪をひきやすいってホントなの?」というお題で書き進めていこうと思います。
ニュースなどではすでに花粉が飛び始めているという報道がなされています。
当店にも花粉症のお薬を求めてご来店されるお客さまが日に日に増えています。
この花粉症の症状がある人は「風邪をひきやすい」という噂がありますのが本当なのでしょうか?
花粉症を発症していると風邪をひきやすいは本当
これは私が申し上げなくてもニュースになっていますので、分かっている方が多いと思います。答えはYESです。
その理由を細かくご説明します。
理由① 口呼吸になるから
花粉症になると鼻がつまります。結果、口呼吸になります。口呼吸になると、ウイルスがダイレクトに肺に入り込む確率が増しますので、風邪に罹患する確率が高くなります。
人間の鼻というのは常時湿っていて、更に鼻毛というゴミを取るフィルターが存在しています。これらでウイルスを含むゴミを絡め取り、痰として排出するという機能を持ちます。
口呼吸になるとこの機能を生かすことができなくなるので、感染症に罹患しやすくなります。また、口内も渇きがちになるので、口内全体の免疫も低下してしまい、併せてウイルスや細菌など風邪の原因となるものの増殖を許してしまいます。
理由② バリア機能が低下するから
花粉症になると粘膜が炎症を起こします。そうなると、粘膜が正常な状態ではなくなってしまうので、空気を吸い込んだ際に入ってくる外敵(ウイルスや細菌、その他有害物質、ほこりなど)を適切に排除することができにくくなります。
また、粘膜が傷ついた状態が続くので、咳が止まらなくなる、喉がずっと痛いなどの症状が出ることがあります。
理由③ 体全体の調子が悪くなるから
体というのは1つの生命体で全ての臓器や皮膚粘膜、免疫細胞などが互いに連携しています。花粉症を発症すると自律神経の働きに狂いが生じます。免疫機能も過亢進します。かゆみや鼻水がストレスとなります。
このように自律神経のアンバランスや免疫の亢進、ストレスによって体全体が影響を受けるので、体全体が不調となり、結果、体力や免疫の低下につながるので風邪をひきやすいという状態になります。
一方で風邪をひきにくくなるという説も
一方で花粉症になると風邪をひきにくくなるという説もあります。
なぜかというと、免疫が亢進している状態だからです。花粉という敵(本当は敵ではないが敵だと勘違いしている)が粘膜に付着することにより、免疫細胞(主に好酸球)が通常の状態より活性化している状態となっています。
当然、数も増えて活性化もしているので、入ってきたウイルスや細菌などへの攻撃力も増しているということになるので、風邪の罹患率も低下することになります。
いったいどっちなの?
どっちなのか迷いますよね。私も迷います(笑)
これは人によって異なりますが、一般的には短期的には免疫が活性化するので風邪をひきにくくなる、でも、長期化(1~2か月以上)になると、体力に依存する部分が大きくなると考えられます。
また、短期的に考えても、ウイルスや細菌が最初に付着する口内や粘膜の状態は普段より良くない状態になっているので、風邪ウイルスや細菌には犯されやすい状態というのは間違いありません。
風邪の原因となるウイルスや細菌には犯されやすいが、それを撃退する免疫細胞は普段より活性化しているので、「風邪を引いて心身がつらくなる」という状態にまでは陥りにくいと考えることができます。
ただし、その状態が長期化すると、体力が乏しい人は全体的な免疫の活性が低下してしまうことが考えられるので、普段よりも風邪をひきやすい状態になってしまうことも考えなくてはならないので、一概に、アレルギー状態の時は免疫が活性化して風邪への抵抗力が高まるということではありません。
以上、ちょっと難しいですが、花粉症の人は風邪をひきやすいの?の答えとなります。
最後に花粉症と風邪との症状の違いですが、風邪は目に症状が出ません。また、痰に色が付くことはありません。
この、目と痰に注目すると見分けやすいのかなと思います。
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