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みやわき健康薬局  宮脇 崇

風邪じゃないのに風邪のような症状が続く病の正体とは

こんばんは^^今日は湿度Maxの一日でしたね。本日の茨城県の最高気温は32度、最低気温は26℃、湿度は87%でした。これを暑さ指数(WBGT)に当てはめると、一番暑い時間帯で湿度が87%あったと仮定すると、危険度数Maxの31以上になります。湿度が高いと一気に熱中症の危険度が上がるので注意しましょう。



さて、今回のブログは「風邪じゃないのに風邪のような症状が続く病の正体とは」という内容で書いていこうと思います。


皆さん風邪のような症状が続いたことはありませんか?


風邪と言えば

  • 喉の痛み

  • 寒気

  • 咳+痰

  • くしゃみ

などの症状が出ますが、このような症状がないにも関わらず

  • だるい

  • 軽い寒気や火照り感がある

  • 頭痛がする

  • 疲れやすい

などの風邪っぽい症状が続くことがあります。


今回は、このように喉の痛みや咳などの明らかな風邪症状がないにも関わらず、だるさや軽い火照り(軽い発熱がある場合も)や寒気がある時の原因を探ってみたいと思います。




まずは病気が隠れていないかの確認が必要


まずは安全最優先で、病気が隠れている可能性があるので、それを検査などで明らかにしておかなくてはなりません。


✅風邪のような症状が出やすい疾患

  1. 細菌感染

  2. 肺炎

  3. 肝炎

  4. 膠原病

  5. 筋痛性脳脊髄炎

順番に説明しますね。


①細菌感染

細菌は人間の体に生息することができるので、体力が低下しているといつまでも住み着いて症状を起こし続けます。発熱や寒気、だるさ、鼻づまりなどが主症状になります。気管支炎や肺炎を引き起こすこともあります。


②肺炎

細菌やウイルスなどが肺に侵入して炎症を起こす病気です。通常は肺炎に至る前に気が付きますが、高齢者などは症状が出ることなくいきなり肺炎になり高熱が出ることがあります。意識障害や歩行困難が出ることもあります。


③肝炎

発熱、喉の痛み、頭痛などの風邪の様な症状や食欲不振、全身がだるい、吐き気などの症状が出るという特徴があります。肝炎がひどくなると、肝硬変や肝がんへと進行することもあります。


④膠原病

自己免疫機能の異常によって全身の皮膚や内臓に炎症が起こる病気の総称を膠原病といいます。「関節の腫れ・こわばり・痛み」「発熱」「疲労感が続く」「体重の減少」「筋力の低下・筋肉痛」「皮膚に紅斑や紫斑が現れる」「レイノー現象(寒さに当たると指先が白くなる)」などが初期症状となります。


⑤筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)

強い全身倦怠感、微熱、リンパ節膨張、頭痛、筋力低下、睡眠障害、思考力・集中力低下等が休養しても回復しないという特徴があります。原因は明らかになっていません。




漢方ではどう治して行くか

漢方には弁証論治という診断→治療法があります。なので、この方法に従って改善していく形となります。


陰陽、虚実、寒熱、表裏といった4つの方法+気血津液、臓腑などの様子を総合的に判断して、その人の心身がなぜアンバランスになっているかを探していきます。


だるい、微熱がする、火照りや寒気がある、疲れやすい、頭痛がするなどがある場合には、体のバランスは完全に乱れている状態なので、その乱れを中医学専門の診断方法を用いて原因を特定させていきます。


まず一番に行うのは感染症の有無です。免疫が低下していると常在菌によって感染症を起こしてしまうこともあります。そして高齢者などは症状が乏しいので、感染しているのにも関わらず風邪症状が出ない場合もあります。なので、様々な質問によって感染が疑われる場合にはすぐに病院を受診していただきます。


これを行った後に、先ほどあげた肝炎や膠原病などの疑いも調べた結果(もちろん診断はできないので症状が強い、長引く場合は病院を受診していただきます)、何もない可能性が高くなった場合には漢方にて心身を整えていくようにします。


実際には気虚や陰虚、血虚、腎精不足といった「虚」が多いですね。

心身が弱っているが故に、軽い感染症や慢性炎症が引き起こされたり、栄養を潤沢に含んだ血液が体表部を循環しないので、冷えや顔だけ火照る、だるい、眠い、変に緊張する、頭痛、軽い風邪をしょっちゅう引くなどの症状が引き起こされます。


また、虚があると、その虚を脳が「心身が弱っている何とかしなければ」と慌てるので、自律神経が乱れます。自律神経が乱れると、様々な不定愁訴が出ますので、人によっては風邪のような症状が出ることもあります。


以上、ちょっとフワフワした感じの説明となりますが、一過性ではなく、慢性的に出続ける風邪様症状の改善法になります。


ついこの間も、だるさと火照り、慢性的な咽頭痛がとれない…という方がお見えになりました。若い男性の方で筋トレが趣味で快活な印象を受けますが、常にだるい、首と顔ののぼせ感、咽頭痛、肌の乾燥、性欲の減退、不眠などの症状があるといいます。


これらの症状とその他、見た目や舌、爪の様子、脈などで判断した結果、「陰虚」という体全体の水分保持力低下が原因だということがわかったので、瀉火補腎丸という漢方薬をおすすめしたところ、見事に半年悩んでいる症状が半月で治癒したというお客様がいらっしゃいました。



このように、漢方はその人の心身のバランスを整えていくことで症状や病気を改善していくのを特徴とします。お悩みの方はぜひ漢方療法をお試しくださいませ。みやわき健康薬局へのご相談は公式LINE(@578zspjv)及びお電話から。



ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。 TEL 0299-82-6897(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ) mail miyawaki-kenkou@amber.plala.or.jp LINEはホーム→友だち→公式アカウント→「みやわき健康薬局」で検索してメッセージ下さいませ





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