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食後に決まってめまいがする原因と対処法

  • みやわき健康薬局  宮脇 崇
  • 2024年10月25日
  • 読了時間: 5分

こんばんは^^やっと涼しくなりましたね。ワイシャツと白衣でも暑いと感じることがありませんでした。今年は暑すぎる夏に悩まされ続けていたので、やっと楽になった…と安堵しています。



さて、今回のブログは「食後に決まってめまいがする原因と対処法」という内容になります。


皆さんめまいを感じることはありますか?

今回は食後に限ってめまいがする原因と対処法についてわかりやすくご説明します。




食後にめまいがするのは「食後低血圧」が原因


食事をすると体中の血液が胃腸周辺に集まります。それによって頭部が虚血になりやすいというのが一点。さらに胃腸の働きが低下していると、体全体の活性も低下しているので自律神経による全身の血液分布の調整(食事や飲酒によって脳虚血になるのを防ぐ体の機能)がスムーズにいかなくなることも要因となっています。高齢者やこころの病気の方も自律神経の調整がうまくいかない傾向にあります。


また、糖質の多い食事(インスリンの過剰分泌→インスリンには血管拡張作用があるので脳虚血が出やすくなる)やストレスによる腹圧の上昇やしゃっくりなど(迷走神経反射による脳虚血)による影響もあります。


当然ですが、体全体の血液量が少なくなってしまっている「貧血」がある方も出やすくなります。女性の方は月経周期や閉経による女性ホルモン及び血液量の変化によっても虚血や自律神経の乱れが生じやすくなります(下肢の筋力低下も要因になります)ので、食後低血圧によるめまいが出やすくなります。


まとめますと以下のような要因になります。


✅食後にめまいがする要因

  • 胃腸周辺に血液が集まる+副交感神経優位となるので頭部が虚血になりやすい

  • 胃腸の弱りや過労、睡眠不足などがあると全身の活性が低下しやすい→重力によって血が下方に集まりやすくなる→食後にめまいがでやすい

  • 胃腸の弱りがあると自律神経が乱れやすくなるので、頭部虚血が生じやすい

  • 高齢者は自律神経の活性が低下しているので症状が出やすい

  • こころの状態がアンバランスになっていると自律神経の活性もアンバランスになっているのでめまいが生じやすい

  • 筋力の低下(特に下肢)があると、頭部への血液循環が緩慢になりやすいので食後のめまいが生じやすい

  • 糖質の多い食事(暴飲暴食も同じ)の後や血糖値が不安定な方は、血管を拡張させる作用のあるインスリンが過剰に分泌されるのでめまいが出やすい

  • 飲酒しすぎると血管が拡張しやすくなるので食後のめまいがでやすくなる

  • ストレスによる心身の緊張があると、自律神経が乱れやすくなるのでめまいが生じやすい

  • 貧血があると食後に低血圧が生じやすい

  • 月経周期によるホルモンの乱れや血液量の変化もめまいを生じさせる原因になる

  • 更年期になるとエストロゲンの急減によって自律神経が乱れるのでめまいが出やすい




表現が様々すぎて、で、原因は?と混乱するかもしれないので捕捉します。


食後のめまいの原因は「頭部の虚血」になります。

胃腸周辺に血液が集まることや副交感神経が優位になる(リラックスしやすくなる)ことによって頭部への血流が緩慢になり、平衡感覚が失調してめまいがします。とはいえ、通常は自律神経が脳虚血にならないように、適度に心身を緊張させたりして調整しているのでめまいは生じません。


しかし、紹介したように胃腸の機能低下による心身の活性低下や糖質の多い食事による血管の過拡張、高齢やこころの病による自律神経の機能失調、月経による血液の損失、更年期による自律神経の失調などの要因があると、自律神経が脳虚血対策を十分に行うことができなくなり、食後のめまいが生じるようになります。





食後低血圧によるめまいの症状や対策


食後低血圧によるめまいの特徴的な症状

  • 失神しそうなめまい

  • たちくらみ

  • だるさ

  • 吐き気

  • 冷や汗

  • 血の気が引く感じがする

  • 食後30分~1時間程度にめまいが発生する

  • 食後の収縮期血圧(最高血圧)が食前よりも20mmHg以上低下する


一般的な対策法

  • 食べ過ぎない

  • 早食いはしない

  • 炭水化物の摂りすぎはせずに食物繊維をしっかり目に食べる

  • 食後に休む時間を設ける(すぐに立ち上がらない)

  • 食後にカフェイン(コーヒーや緑茶)を摂る

  • 水分を摂りすぎている場合は控える

  • 飲酒は控える

  • 普段より運動を行い心身を鍛える(特に下半身)

  • ストレス対策を行う

  • 過労や睡眠不足を解消する

  • 貧血がある場合には改善する

  • 高血圧薬を飲んでいる場合は医師に相談する



漢方薬による対策法は「心身のバランスを整える」ようにします。

例えば胃腸が弱く、それによって心身の活性が低下している場合には、六君子湯や補中益気湯などの胃腸を元気にするものを用いるなどの方法を用います。

漢方薬による対策法は個々異なりますので、こちらに明記することはできません。漢方薬で治したいという方はぜひみやわき健康薬局までご相談くださいませ。



本日は以上になります。よい週末を^^





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