こんばんは^^台風一過でスッキリした天気になると思ったらジメジメMaxでしたね。この後もハッキリしない天気が続くみたいですが、気温差が少ないので身体には優しいのかなと思います。
さて、本日は「飲酒時に下痢が多くなる理由+その時の下痢は止めた方がいいのかという問題について」というお題でご説明していこうと思います。
お酒を飲む方にかなりの高確率で「下痢」を訴える方がいらっしゃいます。
当店にも下痢が…。と訴えてご来店なさる方がいらっしゃるのですが、高確率でお酒を飲むのが大好きで毎晩晩酌しているというお答えをなさります。
お酒を飲むと下痢する理由は「水分の吸収が阻害されること」+「消化が悪くなること」
①水分の吸収が阻害されること
アルコールを飲むと小腸の酵素の働きが阻害されます。そうなると、小腸よりアルコールを含んだ水分がうまく吸収されなくなります。更にアルコールは大腸への刺激性が高いので、大腸の動きが活発になり、水分が吸収されずに便として排泄されるので下痢が多くなります。
②食べ物が未消化になること
アルコールを摂ると肝臓がアルコールの分解で手一杯になってしまい、胆汁の合成ができにくくなります。それにより、脂質が分解されにくくなるので、未消化物が増加→分解されていないので吸収されない→下痢となります。
③胃腸が冷やされること
飲酒時に冷たい飲み物を大量に摂取してしまうと、その冷たさによって胃腸が冷やされて機能が低下し、消化吸収がうまくいかなくなって下痢をすることもあります。
④胃腸の機能障害
長期に渡り飲酒の習慣が続くと、胃粘膜障害や逆流性食道炎、マロリーワイス症候群の胃腸病を発症することがあります。これらがあると胃腸の機能が低下してしまうので下痢をすることが多くなります。また、アルコールには熱をもたらすという作用があります。その熱が胃腸に影響を与えることにより、胃腸の機能に問題が発生して下痢を引き起こすことがあります。
その下痢は止めた方がいいのか?
以上の下痢は止めた方がいいのでしょうか。
答えはNO。
特に②、③の飲食物の消化がある場合には、無理に下痢を止めてしまうことで逆に未消化物という毒性物質が体内にとどまることなってしまうのでよくありません。
ただ、飲酒による胃腸への悪影響が長期化し、それによって胃腸の機能低下が引き起こされて下痢が生じている場合には、漢方薬などによって胃腸の機能を向上させ、下痢を止めることは意味のあることだと思います。
漢方薬の中には胆汁の分泌を促して消化を促してくれるものや、水分の吸収力を上げるものなどもあるので、飲む前に飲んでおくことでアルコールによる胃腸の不快症状を緩和させることもできます。なので、上手に利用するようにするといいでしょう。
ただ、強いお薬などで下痢を無理やりに止めるということはあまりおすすめできません。
結局、お酒をほどほどにすることが一番の解決策
こんなことを申し上げたら「そうだろうね」と言われそうですが、お酒によって下痢が引き起こされている場合には、お酒をやめる、もしくはたしなむ程度とするのが一番の解決策になります。
お酒がやめられたら苦労しないよ…という方がほとんどだと思います。
ただ、正論を言えばそういうことになります。どちらがいいかご自分でよく考えてみてください。お酒を少量にするか、そこそこの量を飲みながら漢方薬などで改善していくか、それとも下痢や胃腸障害、肝機能障害のリスクがあっても大量に飲むか、それは本人様次第です。
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